森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

貴文さんと浩史さん

2004年10月11日 19時22分35秒 | Weblog
先週末は台風で、また東京に封じ込められてしまいました。台風のたびに、出張できなかったり、都内に取り残されたりしています。

巷では、台風のごとく、ライブドアと楽天が球界という文字通りグランドで戦っているようです。最近、TVでも言われだしたように、ライブドアと楽天が何もグランドで戦う必要はなくって、仙台と言う地域の争奪戦はあるにしても、どちらも参入させれば良いでしょう。一時、「インターネット企業ごときが...」みたいなことをいう人もいましたが、さすがになりを潜めました。でも、それほど「野球界」って大層なものなのでしょうか??? 「エイターテイメント」なのですから、もっと気軽に考えてよいでしょう。それとも、相撲界のような「伝統的国技」だと考えているのでしょうか?

よく思い出してみれば、昔は、「あんなものは....」と言われた映画会社が競って球団を持っていましたし、ゴルフ場経営者だって、球団を持ってました。いつから大層なものに変わってしまったのでしょう?

と、球界の話しは熱くなりますから、冷ますことにしまして、そのライブドアと楽天さんの話しです。両者ともそのトップが築き上げたベンチャー企業です。

堀江さんが考える人(社会人)とは、きっと「実力のある人」ということなのでしょう。その考えが「社長からのメッセージ」として書かれています。「新しいことをどんどんやらされるところ」というのは常に前進のみという姿勢がよくわかります。その反面、「猪突猛進」ではなく、「営業(経営)」的センスがその制御として必要と言っているところは、「儲かればよい」(一時的に、金さえ入れば良いと言うことでは決してないのでしょう)という裏打ちになっています。

三木谷さんですが、やはり同じような「社長からのメッセージ」で、淡々と、「こうして成功してきたのだ!!」、というようなことを書いています。教科書的なことを書いているわけですが、最後の部分で、「ビジネスは最高のエンターテイメント」と定義しています。ビジネスのプロを目指せ、というのは良くわかるのですが、何かストレートな理念的なものが欠けている気がします(もちろん、三木谷さんはそれを持っているから成功したのでしょうけど)。まあ、堀江さんのほうが「やんちゃ」な感じで、「インターネットだなぁ」という気がするのは私だけではないでしょう^^;

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2 コメント

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re:貴文さんと浩史さん (てんぷらうどん)
2004-10-13 19:30:24
ライブドアの社長は,ベンチャー経営者て感じですが,楽天社長は商社を経て,MBAで訓練してますので,公開ヒアリングでも”演出”にそつがなかったそうですね。

 
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re:貴文さんと浩史さん (てんぷらうどん)
2004-10-13 19:33:29
ライブドアの社長は,ベンチャー経営者て感じですが,楽天の社長は商社を経てMBAで訓練してますので,公開ヒアリングでも”演出”にそつがなかったそうです。

 世論調査でも堀江社長の人気がダントツですね。



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