●トマトの支柱をして、蒔き直しのアロイトマトを定植。
大玉のアロイトマトは3月に発芽したばかりの苗を一度霜にやられた、
それで良い種を自家採種したいこともあり、
心配だったので蒔き直していたら定植が遅くなった、
アロイトマトは桃太郎系からの固定種なのだが、現在は種が販売されてなく入手できない。
今回自作したスリットポット(左)で育ててみたが、
普通にポット(右)と比べておどろくほど生育が良い。
清涼飲料水の底が波状に歪曲しているペットボトルの底に、
電気サンダーでたてに細長いスリット状の空気穴を開けた。
普通の育苗ポットでは根がポットの底にまで成長するとぐるぐると根が丸まってしまうが、
このポットでは、根が斜め上方にUターンして広範囲に拡がってゆく、
また縦長のスリットから酸素が根に十分補給されるので苗の生育が良くなる。
大玉トマトは、5/3日に固定種の世界一(左奥)という品種を4苗植えているので、
今回のアロイトマトx4苗とあわせて全部で8苗。
すでに世界一トマトは、1段目に1~2cm程の実がついている。
今年大玉は連続摘心栽培という方法を試してみる、
連続摘心というのは主枝を2段目の花が咲いたときに摘心して、
1段花の直下から出た脇芽を伸ばす、その脇芽もも同じく2段ほど開花したらまた摘心する、
以下同様に1段花の下の脇芽を連続して伸ばして摘心させてゆく方法。
連続摘芯栽培についてはここにトマト栽培詳しく説明されている方がいる。
一方、ミニトマトと中玉トマトはネット栽培をする。
2条植えの周囲を取り囲むように張ったネットに茎を固定してゆく。
ステラミニトマトx6、自家採種中玉x8、(天井の雨よけはトマトが色づきはじめてから後日する予定)。
写真のように、ネットの網に沿って斜めに茎を固定してゆく、
支柱に垂直に伸ばすよりも1mほど茎を長く伸ばすことができる。
ただ強い風が吹くとネットごとゆさぶられることが欠点なので、
株元だけは揺さぶられないように、しっかりと仮支柱に固定しておかなければいけない。
残りのトマトの苗は鉢植えにして育てる。
こちらは、ホームセンターで見かけた新発売のトマト、試しに育ててみる。
ひとつは黒トマトで、中玉で赤いトマトより甘くておいしいという。
しかしなにより気に入ったのは、固定品種なので種取りができることだ。
中玉の甘い固定種は皆無なので、今年からF1から取った種を育ててみるのだが、
もしこの黒トマトがおいしければこちらを中玉の本命にしようと思う。
もうひとつは、レッドスポットというやはり中玉トマト、
売りは「暑さに強い」ということ。暑くて降水量が多い日本の夏にはトマトは不適で、
トマトの栽培の難しさも全てそこにあるのだが、
とくにこの辺の暖地の平野部では7月下旬にもなると気温が夜間さえ25度以上になるので、
生育が衰えるだけでなく大玉などは受粉もしなくなり、収穫は8月初旬で早々に終わってしまう。
日本の暑い夏を乗り切れるトマトであればいいのだが・・・。
両方とも鉢植えで育てる。
こちらはトマトではないが、やはりホームセンターで見かけた「ガーデンメロン」、
こちらももしおいしいものができれば種取りをしたい。