英語に翻訳しづらい日本語の例としてYoutube に取り上げられて
います。
https://www.youtube.com/watch?v=1t58qzXLKak
「愛」と「恋」ねえ、確かに日本語では意味が異なりますよね。
人の感情とか情景などを表現することばには、その国独自の考え
方や物の見方がありますので、それを他の国の言語に翻訳すること
が難しいのでしょう。文化や習慣が異なれば考え方も違いますので
新たなことばの翻訳の作業(=新しいことばの創作)は大変なこと
なのです。
逆に、日本では江戸末期から明治時代に、自然科学とか学術的な
西洋のことばが日本に入ってきました。これを翻訳し多くのことば
を発明してきました。今の日常で使うことばの大半が、この当時に
作られました。日本語には漢字を組み合わせた熟語ということばが
ありますが、これによって新しい言葉が作り出されました。新聞や
書籍に書かれていることば、特に、学術語や法律用語などの多くの
ことばがそれに当たります。
このために、日本の学校教育やその後の研究活動での文献や資料
の大半が日本語化されていますので、大半の勉強や研究に際して、
海外の文献を学ぶ必要が低いので、新たに外国語を学ばなくて済む
あるいは留学しないで済む分野が多い数少ない国家なのです。体験
が必須な芸術面では、留学は大事な手段ではあるのでしょうがね。