昼過ぎに今回も建築依頼した工務店の会長さんから電話があり、ちょっと寄りたいとのこと。
暫くして来訪した会長さんが「お土産だよ」って買い物袋を渡されました。
岩内町で仕事した帰りに余市町の知り合いの魚屋で買ってきたとのこと。
私の大好物の生バフンウニと余市町産の元気なアワビです。
ウニはご飯の上に乗っけて食べるのが一番。(刺身も美味しいよ^_^)
アワビは私は「水貝」にして食べるのが大好きなんです。
小さい頃、父が晩酌しながらアワビの水貝をよく食べていましたね。
いつもアワビの水貝を食べると、父のことを思い出してしまいます。
子供の私達はこの水貝を父から貰って食べていましたから、アワビは小さい頃からの思い出なんです。
その頃の実家は旅館をしていて夕方はとてつもなく忙しく、母は若女将で父の食事に付き添うこともできず、父は用意されたものを独りで日本酒を飲みながらいただいていました。
子供心に父の傍に居なければと思い、いや単にいやしいだけなんだったけれど、
こんな訳でアワビはオヤジのことを思い出させる食べ物になってしまいました。
旅館をしていたときは母と一緒に夕食を食べたことがありませんでしたね。
旅館をやめて、家族みんなで食卓を囲んで食べるようになったとき、母は味噌汁を作りながら、こう言ったことを思い出します。
「こんな小さなお鍋で味噌汁を作るなんて、おままごとみたい!」
そろそろ我が家の夕食です。今夜はありがたくウニとアワビをいただきます。
北の大地からでした。