「牧のうどん 新宮店」(福岡県粕屋郡)


 夏休みで福岡に帰省した際、「牧のうどん」でカレーうどんを食べてきました。「牧のうどん」というのは福岡でも知る人ぞ知る位の認知度だと思うのですが、福岡らしい柔らかいうどんを食べさせる郊外型うどん屋です。発祥の地が前原市という福岡県の西部でそこを中心に福岡と佐賀に今は18店舗あります。

 店内は広くカウンター10席以上、テーブル10台以上の大型の作りを前提(?)にしているせいか、街中にはほとんど出店していないのも知名度が低い理由だと思います。例外としてキャナルシティに出店していたのですが採算が合わなかったのか閉店してしまいました。

 前回帰省した際に国道3号線沿いに新宮店があることを見つけ、今回、久しぶりに訪問しました。
 ピシッと締まった讃岐うどんを好きな人には(私もその一人ですが)、柔らかくて汁にフヤけてしまううどんなど信じられない食べ物だと思いますが、福岡ではこの柔麺が好まれるというか、うどんとはそういうモノでした。比較的甘めの汁と併せて懐かしい味です。
 ただ、どの店でもよいかというとそうではなくて、よく博多うどんの有名店として紹介される「かろのうどん」や「川端うどん」は私は全く美味しいとは思いません。「牧のうどん」や同じような郊外大型店の国道3号線沿いの「英ちゃんうどん」を好きな理由は何かというと、説明は難しいのですが普通に美味しい、店員さんの応対も含めて雰囲気がすごくいいというような曖昧なことしか言えません。個人的にとても好きなんですということでしょうか。

 前置きが長くなりましたが、久しぶりの「牧のうどん」です。定番のごぼう天うどん、肉うどんにも惹かれましたが、以前食べて感激したカレーうどんをチョイスしました。麺の柔らかさは3段階選べますが、普通の中めん(だったか)にしておきました。ただでさえ柔らかい麺なので堅い麺を選んだり、極限の柔らかさを求める柔い麺を選ぶこともありですが、久しぶりなので普通にしました。

 このカレーうどんは、汁は別に用意されていて好みで好きな時にかけるという変わったカレーうどんです。まずカレースパゲッティのように楽しんで、その後、汁をかけて普通のカレーうどんのようにして食べています。
 さすがに讃岐うどんを最近食べ慣れているので、柔らかいなあという違和感はありましたが、この柔らかさがまたいいんだよなあと懐かしく頂きました。
 カレーうどんにご飯が付くのは忘れていましたが、鶏ご飯もオーダーして、うどんと鶏飯(鶏おにぎり)という黄金コンビで昼食を完成させました。

 知らない方にお奨めできるのかどうか分かりませんが、私は福岡の柔らかいうどんが大好きです。


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