「寿々喜蒲焼店」(蒲田)

          

 蒲田シリーズ第2弾。うなぎの「寿々喜(すずき)」です。蒲田駅西口、サンロードを抜けた先にあります。昔ながらの街角の蕎麦屋、食堂風です。11時30分開店と読みましたが、時間前に開けているようです。かなりの年配者のグループなど中高年を中心にあっという間に店内は埋まります。ただ、2階もあるようなのでそこそこキャパはありそうです。

 きも焼きを注文しますが今日は売り切れですとのこと。であればビールも止めて、始めから「うな重」です。1590円もありますが、ここは鰻大きめの1850円のものを頼みました。
 純和風の店内ですが、給仕のスタッフは3人とも中国人、私の隣りのテーブルのお客さんも中国人で中国語でやり取りしていました。イメージとは異なりましたが最近はどこもこういう感じなんでしょうか。それと昔ながらの食堂で仕方ないのでしょうが、タバコを吸う客が結構いるので気分はよくないです。

 10分ほどで出てきますが、パッと見、お重が小さいです。あれ?間違えたのかなぁ。店内を見回すと同じなので間違いではなさそうです。これまで食べたことのある一般的なうな重と比較すると一回り小さいです。都心の老舗で食べたら3000円以上はすると読んだのでてっきり1.5人前くらいのイメージだったのですがそれとは違います。庶民感覚では1200円の大きさ。

 味はとてもいいです。ふわっとしていてペロリといただけます。小さい、1850円?という疑念が後を曳いていましたが、食べ進めると、これは美味い、年配者にとってみればこのご飯の量は適量なのかもしれないなあと思えてきました(それでも器はもう少し大きくてもいいような・・・)。吸い物とお新香はいいとしても、ドレッシングのかかったサラダも付いていてこれはアンマッチかなぁ。

 鰻といえば登亭や鐵五郎といったサラリーマン向けのような店でしか外食したことがなくあまり比較はできませんが、ふわふわの食感は上質だなあという満足感はあります。蒲田まで態々食べに行くかどうかは若干微妙でしょうか。

 小路を挟んで店の真ん前が、以前、dancyuの鮨特集で読んで一度行きたいと思っていた場末の本格派「くま寿司」でした。今度はこちらに来てみたいと思いました。




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