「ツッカベッカライ カヤヌマ」(溜池山王)

          

 久しぶりのサントリーホール、せっかくなのでどこに寄ろうか・・・まずは六本木にある「香妃園」で大好きな鶏煮込みそば、ポークカレーを食べようかとも考えたのですが、ネットで美味しそうな写真を見るにつけ、これは家族と食べたいなあという思いが強くなりパス。

 結局は溜池山王のオーストリア洋菓子の店「ツッカベッカライカヤヌマ」でケーキを買って帰ることにしました。本当かどうか分かりませんがウィーンフィルのメンバーも来日時には立ち寄る店と読んでいました。ここは随分昔に一度試していてどちらかというとオーソドックスな甘いケーキの印象でした。

 日本の人気店のケーキはクリームの柔らかい甘み、果実味のすっぱさ、生地のサクサク感あるいはしっとり感などが絶妙にバランスされた手の込んだ一品が多くて、それに慣れた人には昔ながらの伝統菓子は物足りなく感じるところがあると思います。
 10年振りだろうが食の印象は変わるものではなく、以前普通に感じたケーキを食べて、改めてそれ以上に美味しく感じることはないと思っていましたが懐かしくて訪れることにしました。

 ザッハトルテはなかったので、リンツァートルテ、マンデルトルテ、カイザーショコラ、バウムクーヘンなどです。どれも甘さ控えめ上品で美味しかったです。特にリンツァートルテとバウムクーヘンがしっとりと素朴な深みがあって気に入りました。




          

 ケーキ以外のクッキーなども並べられているのですが、その中からドラジェというアーモンドをチョコレートと砂糖ペーストでコーティングしたお菓子を買いました。どこにでもありそうで1000円と高いのですが気分、勢いです。




          

 外国人向けのお土産用なのかこういう和風の包みに入っています。調べるとドラジェとは、フランス語で幸福の種という意味。アーモンドはたくさん実をつけることから子孫繁栄の象徴とされ、ヨーロッパでは古くから結婚式などのお祝い事で広く使われてきたとありました。




          

 同胞されていた紙袋に入れて娘にプレゼントしました。





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