「鮨 かねさか」(銀座)

          

 銀座8丁目にある「鮨 かねさか」です。ここはミシュランの星二つ。鮨店は築地の休業日に合わせて日曜日休みの店が多いのですが、ここは日曜営業の月曜日休みです。

 電話して日曜日の13時。手前のカウンター10席程度と奥のカウンター9席があり、私は奥のカウンターでした。とても感じのいい若い握り手だったので、店主ではなくてもいいかと思っていたのですが・・・最後の最後頃に気付いたのですが、奥が店主の金坂さんだったようです。すいません、「いつかは独立されるんですか?」とか訊いてしまいました(恥)。
 
 食事は5千円、1万円とお任せの1万5千円とがあります、とズバリ値段で訊かれるので分かり易いです。お任せで15貫くらいとお願いしました。

 熱燗を頼んで飲んでいると大将から、「私も熱燗飲んでの鮨好きなんですよねえ」とか話しかけてくれます。とても気さくで感じのいい大将です。お隣がドイツからの2人(カップルかお父さんと娘)で、寿司の解説本でネタを確認しながら(なかなか見つからない)暫くして口に運ぶので「SOON(早く食べる方が美味しいですよ)」と促していました。今日頂いたネタだとほとんど解説本には載っていないみたいでした。
 
 先付はワカメとダイコンのサラダでさっぱりとスタートです。ここのガリは普通のよたっとしたものです。

 頂いたネタは順不同で次のものです(食べ慣れていると思われたのか途中からネタの説明がなくなったのでおそらくです)。マコガレイ、シメダイ、シマアジ、ヅケ、中トロ、大トロ、コハダ、春子(と思ったネタ)、カツオ、車海老、蛤、白イカ、春子、トリ貝、鯖(?)、うに、穴子、干瓢巻き、玉子焼き。

 ここの鮨は形が美しいし、食感がいいのも勿論なのですが、魚の香りと深い味わいがあります。かなり美味しいです。値段もそこそこですが、星二つも分かる気がします。カメラとメモがあれば一貫ずつ解説したいくらいです。特にどれが美味しかったというよりもどれを食べても納得の旨みでした。魚は春に卵を生んで痩せるので、この時期は特に難しい、日によって使う魚を変える、熱の入れ方にも注意が必要と言っていましたが、この水準なら満足です。

 「かねさか」は水準高くて、かなり美味いです。


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