プーです。
昨日は、別れた彼女であるNobi女史の誕生日でした。言うと怒りますが、三十路に突入ですよ。
やはり強引に休みを取らせて、デートに連れ出すのです。今回は頑張った俺。運転を。
珍しく早起きして、Nobi女史を迎えに行き、そのまま町田までドライブ。町田のグランベリーモールにある
ガーリックジョーズで昼飯です。
ランチタイムにだけ出現するゴルゴンゾーラのピザと、ニンニク臭が激しいガーリックピザ。薄いけど美味い。ランチタイムは通常のメニューが食べられないのが残念。すべての料理がニンニクきいてて美味い。次の日仕事、とか無視して食べるべき。
昼飯食ったら駐車場に戻り、車の中でプレゼント贈呈式。ウクレレで「Happy birthday」とか弾いて盛り上げます。このために練習してきたように思われたかもしれませんが、コード進行が非常に簡単なため、楽譜を1分ほど眺めてきただけです。手抜きですまぬ。
そして山梨県に移動です。毎度おなじみの、ほったらかし温泉へゴー。今回のおデートは、Nobi女史の食いたいモノ、Nobi女史の好きな温泉、＆サプライズ夕飯をすべて網羅するため、やたら移動します。運転中に眠くなると怒られるので、ハセツネの残りのカフェイン錠剤を服用します。
相模湖ICから中央道に乗り、山梨を目指します。カーナビが「この先、左方向、サービスエリア入口です。」と、SA・PAへ誘導しようとするのが謎。実は相模湖ICへの移動も、ナビの謎誘導とプーの頼りない運転で、Nobi女史を不安にさせています。しかし、これがサプライズ夕飯へのナイスな前振りになっています。
17時、
ほったらかし温泉到着。まだデートコース2か所目なのに、すでに出発してから7時間経過しています。来る度に進化を遂げているほったらかし温泉、今回は駐車場への道路が新設されていました。全然ほったらかしていません。入浴料も700円に値上がりしていましたが、700円ならまだ安い。1000円でも満足できる。
前回来た時は昼間だったので、夜景が見れなかったのです。この温泉のウリは、日の出と夜景。前回「今度は夜景見ながら入りたい」というNobi女史のリクエストを覚えていたのです。俺、偉い。いけてる。
お互い、ゆっくり温泉につかり、夜景を見ながらウトウトします。この辺からはNobi女史のお腹の空き具合と、時間配分をうまく調節しないといけない。サプライズ夕飯は時刻が決められているのです。だって予約しちゃってるんだもん。
実は数日前にネットで発見した甲府のレストランに予約を入れました。電話で「何時からにしますか？」と聞かれ、「うーんと、じゃぁ20時。」とか適当に決めちゃったので、朝からNobi女史には内緒で、全部時間計算しながらのデートなのです。
20時にレストランだから、ほったらかしを19時出発。1時間半入浴＆ゆったり夜景観賞のためには、ほったらかしに17時到着。あえて変なルートで軽く迷いながらだと、町田を14時過ぎに出発…。10時過ぎにお迎えに行くという、普段では考えられない早起きっぷりは、計算するとそうするしかなかったからです。予想以上に早起きでびっくりされた。
なんかねー、時間を計算しながら移動ってのが、ハセツネみたいだった。ハセツネは第一関門ですでに予定を1時間半遅れてたからな。その反省を生かしてみた。ほら、ハセツネは無駄じゃなかったんだよ。1時間の遅れで後で泣いたからなぁ、ハセツネ。
ほったらかし名物の温玉揚げを食べようとするNobi女史を「実はメシ食うとこ決めてある」と牽制。何も言わずに連れていきたかったがしょうがない。どうせナビセットでばれるのだ。
ナビによると19時40分に着くとのこと。快調に飛ばすと30分前とかに着いちゃいそうなので、あえてゆっくり走行。コンビニとかも寄っちゃいます。そして期待させないために「ほうとうの店かもしれないよ」とか適当な事言います。サプライズって意外と大変なのね。一昨年の俺の誕生日は、
Nobi女史によるサプライズがあったんだけど、あれはすごかった。横浜のランドマークタワーのホテルの部屋を予約してあったのだが、流れによっては予約が無駄になる事を覚悟していたらしい。すごい。男前だ。
予約したレストランは、甲府を過ぎて高台にある住宅街を登りきった場所。ナビを使っても迷子になるプーの運転＆景色がどんどん寂しくなっていくんだけど、大丈夫？と、期待が心配に変わっていくのに好都合な状況です。町田→相模原への迷子ドライブもうまく作用しました。
本当に迷子になりそうになりながらも19時50分、目的のレストランへ到着。
カフェ・ド・クレプスキュール。
HPの写真を見て即決した、夜景がすごいレストランです。実は3年前に火事で全焼し、現在は隣接する仮店舗での営業とのこと。HPの写真とは違うのですが、こじんまりしててかえって居心地が良かった。
コースのフランス料理は、高かったけど美味かった。Nobi女史も、言うと怒られるけど三十路に突入だし、大人な美味しい料理を食べさせてあげたかったのです。それにしても美味かった。そして夜景はほったらかし温泉より綺麗だった。
最後に、バースデーケーキ登場。ここの名物のチョコレートケーキにデコレーションしてくれました。コース料理食って満腹なので、お持ち帰りにしてもらいました。
そーそー、ここの店主のおじさん、ちょっと無愛想なんだけど写真撮ってくれました。店主の一眼レフデジカメで。データはCDに焼いてプレゼントなのです。ちょっと無愛想なのに、実は優しいみたいです。実は元カメラマンらしいです。
サプライズばれないように、普段通りの服装で来ちゃいました。風呂上がりなので、Nobi女史なんかスッピンですよ。きちんとした料理が出てくるのに、こんな恰好でも入りやすい店でした。
このケーキがまた濃厚で美味い。コースのデザートにも出てきたんだけど、美味いコーヒーに良く合う、ほろ苦くてでも甘い、こってりしたケーキ。スポンジなんて使っていないのです。今日Nobi女史におすそ分けしてもらったんだけど、やっぱり美味かった。
「帰りの運転中の目覚ましに」と、ペットボトルにコーヒー入れて持たせてくれました。店で焙煎しているオリジナルのコーヒーは、チョコレートケーキによく合います。ありがとうございます。残りを飲みながら、今ブログ書いています。
そんなわけで、別れた彼女の心をこっちに向かせるため、プー頑張りました。300キロ以上走りました。ほんの少し、Nobi女史の心を溶かす事ができたかもしれませんが、予断を許さない状況であることは確かなのです。地方の店舗に異動になってなかなか逢えなくなる前に、なんとか恋人関係に戻らないと。
と思っていたら、本日、辞令が出ました。新宿の店舗に異動になります。良かったー、鹿児島とかじゃなくて。
