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「こんばんは。わたしよ。潤子です。中にいれてくれない。ちょっとお願いがあるの。ねえ、いいでしょう?」
あたし?じゅんこ? いったい誰なんだじゅんこって?
「じゅんこ? どちらのじゅんこさんですか? 心当たりが無くて。。。。」
「東京の内幸町の潤子です。もう、17年前のお話ですが、大学でフランス語を専攻していてよく一緒に早坂先生の講義に参加していた潤子です。わかりますか?」
K大学のフランス語? 早坂先生? 一緒に講義? めまぐるしく17年前の記憶を手繰り寄せると、やっとのことでたどり着いた。ジュンコ、潤子。紺野潤子だ。
「ああ、思い出したよ。潤子さん。待って、今、ドア開けるから」
ドアをあけると潤子は、ゆっくりとした足取りで中に入ってきて、
「ごめんなさいね。こんな真夜中に尋ねてきたりしてしまって。ほんとうにどうしようか迷ったの。ホテルに泊まって明日の夕方に尋ねようかどうしようかと。でも、迷惑は重々承知の上で、時間は関係なく来ることを選択したのよ。」
「玄関先では、なんだから、中に入って下さい。」と玄関の明かりを点けて、リビングルームへと案内する。
「わぁ~リビング広いわね。何畳あるの? キッチンひろっ! あらまあ、このソファー座り心地よさそうね。貴方らしく綺麗にしているのね。性格出てると思うよ」
なんだって? この女何を考えているんだ。夜中にいきなりやってきやがって、リビングやキッチンを誉めるなんて? でいった、何の話があるというんだ?と自問自答していると、
「ああ、純一がいてくれて助かったわ。不在だったらどうしようかと心配したんだけど、でも、よかったわ。本当に助かるわ。」と続けるではないか?
何?良かった?助かる? どいう意味だいったい? どうなってんだ? またも、内心でつぶやく。
「純一君。ありがとう。それじゃあ、今夜の訪問の目的からお話しましょう。眠いかもしれないけど、あなたの人生にとっても、また、私の人生にとっても、とても大事なことなので良く聞いてね。遠回しな説明なんてあなたには要らないわね。単刀直入にお話しますね。」
と切り出してきた、どうしていいのか?とっさに判断ができない自分がいることに気が付いた。
何だろう?重要なこと? 人生を掛けるほど大事なこと? そんな大事なことってあるのか?俺の人生を誰かが左右することなんてできるわけがない。。。いや、そんなバカな話があるわけがない。。。これは、夢だ。俺は、夢を見ているんだ
「こんばんは。わたしよ。潤子です。中にいれてくれない。ちょっとお願いがあるの。ねえ、いいでしょう?」
あたし?じゅんこ? いったい誰なんだじゅんこって?
「じゅんこ? どちらのじゅんこさんですか? 心当たりが無くて。。。。」
「東京の内幸町の潤子です。もう、17年前のお話ですが、大学でフランス語を専攻していてよく一緒に早坂先生の講義に参加していた潤子です。わかりますか?」
K大学のフランス語? 早坂先生? 一緒に講義? めまぐるしく17年前の記憶を手繰り寄せると、やっとのことでたどり着いた。ジュンコ、潤子。紺野潤子だ。
「ああ、思い出したよ。潤子さん。待って、今、ドア開けるから」
ドアをあけると潤子は、ゆっくりとした足取りで中に入ってきて、
「ごめんなさいね。こんな真夜中に尋ねてきたりしてしまって。ほんとうにどうしようか迷ったの。ホテルに泊まって明日の夕方に尋ねようかどうしようかと。でも、迷惑は重々承知の上で、時間は関係なく来ることを選択したのよ。」
「玄関先では、なんだから、中に入って下さい。」と玄関の明かりを点けて、リビングルームへと案内する。
「わぁ~リビング広いわね。何畳あるの? キッチンひろっ! あらまあ、このソファー座り心地よさそうね。貴方らしく綺麗にしているのね。性格出てると思うよ」
なんだって? この女何を考えているんだ。夜中にいきなりやってきやがって、リビングやキッチンを誉めるなんて? でいった、何の話があるというんだ?と自問自答していると、
「ああ、純一がいてくれて助かったわ。不在だったらどうしようかと心配したんだけど、でも、よかったわ。本当に助かるわ。」と続けるではないか?
何?良かった?助かる? どいう意味だいったい? どうなってんだ? またも、内心でつぶやく。
「純一君。ありがとう。それじゃあ、今夜の訪問の目的からお話しましょう。眠いかもしれないけど、あなたの人生にとっても、また、私の人生にとっても、とても大事なことなので良く聞いてね。遠回しな説明なんてあなたには要らないわね。単刀直入にお話しますね。」
と切り出してきた、どうしていいのか?とっさに判断ができない自分がいることに気が付いた。
何だろう?重要なこと? 人生を掛けるほど大事なこと? そんな大事なことってあるのか?俺の人生を誰かが左右することなんてできるわけがない。。。いや、そんなバカな話があるわけがない。。。これは、夢だ。俺は、夢を見ているんだ