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ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

火星に撒く灰:Mr. Nobody(2010)

2011-06-12 18:07:16 | 映画:ジャレッド・レト
見終わってから知った、この映画の監督があの「八日目」のJaco van Dormaelだということを・・・言語は英語だが、カナダ・ベルギー・ドイツ・フランス共同制作。SFなのかラブ・ストーリーなのか、コメディなのかドラマなのかジャンル分けの難しい、しかし見終わった後に残される奇妙な爽快さは特有の感覚。

21世紀の終わり、人々は不死を手に入れていた。最後に死ぬ人間ネモは118歳。レポーターを前に彼は今までの人生を語りだす。しかし子供時代、ティーン時代、そして34才の時の彼のストーリーは複雑で同時期に複数の人生があり、どれが本当の人生なのか彼にも分かっていないようだった・・・

決して理解しやすい映画じゃないし、途中で訳が分からなくなっちゃうんだけど、理解する必要は無いと思う。ストーリーの矛盾は最後で種明かしされるし。しかしそこはハリウッド映画と違って、人を煙にまくようなユーモラスなSF的ツイストが用意されている。ジェットコースターの様にめまぐるしく変化する彼の人生ドラマを見せる手法を素直に「面白い」と思えるかどうかで評価が分かれるのかな?
安いジーンズを買ったが為に、やっと会えた初恋の女性の連絡先メモが突然の雨で消える、そんなバタフライ・エフェクトの偶然や選択の違いが引き起こすパラレルワールドで枝分かれし進行する複数の彼の人生。しかしどれもが彼の人生で無駄な人生の選択などない、人生でどんな選択をしたとしてもそれが自分の人生なんだ、どんな状況でも精一杯生きることが重要なんだなって。それをイヤミ無く説教臭くなくほのかに確信させてくれる。ああヨーロッパ映画だなァ。。。

118歳と34歳のネモを演じるのがジャレッド・レト。ヒッピー風だったりクールなアーティスト風だったり眼鏡のリーマンだったり、118歳の役は本当に爺ちゃんそのもので役者だなあって思いますわ(役者ですよ)。火星のシーンのジャレッドが奇麗過ぎて死んだ。。。あと死に顔ね、この人死に顔超得意ですよね。大抵の出演作で死にますからね。いつも目を見開いて死んでるイメージ。それからリス・アイファンズがネモの父親役。あの個性、脇役でギラギラ光る役者だ・・・

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こんばんは~! (ラルフ)
2011-06-23 23:51:21
こちらの上映はまだなんですけど、
なにやらこの監督さんって分かり難いという
感想も見かけたりしました。
私に理解できるか心配ですよ~
予告編は面白そうに作ってありましたけどね。
では、見たらまた読ませてくださいね!
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こんばんはあ (ptd)
2011-06-24 23:51:08
ラルフさん
この映画、確かに展開が難しい・・・でも無理に理解しなくていいんだと思います。
分からないままパラレルな展開を楽しんでみれば良いと思うのです。難しいけれど、面白かった!
なんだか分かんなかったけど面白かった!っていうのが素直な感想w
ジャレッド奇麗ですしね!

ラルフさんはどう感じるのか楽しみです。
返信する
おはようございまーーす! (ラルフ)
2011-07-12 09:03:17
ジャレッド、9月に来日するんですね!
行きたいーーー!、いつも行きたい行きたい言ってばっかりで、
なかなか実現しなくて地方住まいを恨みますわ、、、
この映画観て、ますますジャレッドが好きになりました♪
返信する
Unknown (ptd)
2011-07-12 18:46:39
ラルフさん
見てきましたか!
ジャレッド奇麗ですよね。
訳がわからないけど面白かったでしょ!
30STMは時期が微妙で行けないかも・・・
本当に見たいのにしかも名古屋はクアトロなので至近距離で見れるのに・・・
くやしい!
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