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ポチの犬小屋

Macユーザーのポチによる、Vodafone702NK使用日記

続・脅威のソフトシンセ

2005年01月08日 | 3.ソフトウェア Sound


前回紹介した「syntrax」、メーカーのKLAAR社のサイトにとても分かり易いチュートリアルがあった。
パターンの作成方法や音色のエディットなど全部で5項目をそれぞれ実際の音付きムービーで説明してる。
どうやら、これを見る限り、予想以上にスゴいソフトっぽい。

まず、シンセ部分。
前回は「あらかじめ用意されたウェーブテーブルを選んで」と書いたけど、完全に自由に描けてる。
音色のエフェクトとしてリングモジュレーターや、フィードバックオシレーターのような効果も出来る。
ただ、702NKはポインティングデバイスが不自由なので、オプションでマウスでも発売されない限り
チュートリアルでやってるような自由気ままなエディットはちと無理。

次にサンプラー部分。
これも前回は「.jxiファイルを用意すればオリジナルのサンプルが用意出来るのでは?」みたいな事を
書いたけれども、なんとwavファイルを読み込んでる・・・。しかも、リズムのloop素材を。
で、読み込んだサンプル素材はスタートポイント、ループOn/Off、ループ箇所設定、リバース、自作の
ウェーブテーブルによるボリュームエンベロープの設定など、もうサンプラーそのまんま。

それから、シーケンサー部分。
リアルタイムで音色を変化させていくようなーーー例えばフィルターやレゾナンスが
だんだん開いていったりするやつなども、パターンに記録したり、自作エンベロープでなめらかに
推移させたり出来る。
また、「Slide」でポルタメント効果を出して、TB-303のようなベースラインを作る事も可能。
そして出来上がった曲はMIDIとwavフォーマットで出力・・・

ま、ぶっちゃけカルチャーショック。

KLAAR社のユーザーフォーラムにいくつか自作の曲が発表されてて、それらを聴いてみたけど
明らかに自前のサンプル素材を曲データに埋め込んでるし。やってる事はちょっと前のPCレベル。
やっぱり、テクノ~エレクトロニカ系の曲で本領を発揮するタイプのソフトで、702NKのメモリや
CPUが許す限り、ドエラい事が出来ると思った。
バージョンがいくつかあって、Windows用にはフリーウェアとして用意されてるみたい。(羨ましい)
もちろん、702NK(6630)もちゃんと互換機として書いてある。

音質はともかく、機能的にはReBirth以上REASON未満といった印象を持った。

脅威のソフトシンセ

2005年01月08日 | 3.ソフトウェア Sound


色々出来るケータイだなあ、と感心してはいたけれど、まさかこんな物まであるとは。
いわゆるバーチャルスタジオっていうか、パターンシーケンサー内蔵のソフトシンセ
「syntrax」でございます。
例えて言うならREASONやFLの超お手軽版ってとこか。

まずはデモソング聴いてみよっと。

ドッチードッチーウネウネウネウネボボボボボボボ(4つ打のエスニックなテクノだった)

・・・・・・マジかよ。すげえよ、これ。

まだ、ちょっとしか触ってないので詳しくは分からないけど、概要は以下の通り。

あらかじめ何十種類か用意されている原波形をシンセサイズして、シーケンスを組んだり
エフェクトをかけたり、ミックスしたりっていうまさにオールインワンシンセ。
シンセ部分はアナログライクな操作感だけれども、完全に自由にツマミをいじれるわけではなく
あらかじめ用意されているウェーブテーブルから組み合わせを選び、それをカスタムしていくっぽい。
そして用意されている原波形というのは、そのまま単体でも使えるサンプル素材も混じっていて
それを「Sampler」画面でループポイントを組んだりと、可能性は広い。
アプリの構成ファイルを覗くと、「909snare.jxi」とか「c64-drum.jxi」とかあって、これらが
サンプル素材のようなので、この「.jxi」フォーマットのサンプル素材を用意出来ればオリジナルな
サンプリング素材も作れるのかも。
プリファレンスでオーディオバッファサイズや音質と操作速度のバランスを調整出来る。あっぱれ。
各エディット画面は702NKの画面サイズよりひとまわり大きくなっていて、上下左右にスクロールする。
ただ、「#」キーを押すことにより、解像度を下げて全画面表示も可能(写真右端)
エフェクターはディレイやディストーションなど数種類あるようだけど、まだ未確認。
アルペジエーターもなんか15種類あるっぽいけど、これも未確認。

現状での動作確認は以上。

PCやMacの世界ではもはや当たり前のように使われているバーチャルスタジオだけれども
これ動いてんの一応電話機だし(笑)
もう冗談としか思えない。
再生をストップすると、ディレイ音だけ余韻が残るなんて本物っぽい。
なお、起動中にFExplolerに切り替えたりするとsyntraxがフリーズする事があったけど
どういう状況だとフリーズするのかは、今後調べてみようと思う。

カメラアプリを試す

2005年01月08日 | 4.ソフトウェア その他
別にカメラ目当てで買ったわけじゃないので、標準のカメラでもそんなに不満はない。
でも、他にもカメラアプリがあるんなら、とりあえず試しに使ってみようと思う。



「Camera XPro」というソフト。
中国のyesmobile.comっていうやたらカラフルなサイトが出所らしいんだけど
ここからダウンロードする事は出来なかったので、軽くググってみたら別のところから落とせた。
クラックされたものかどうかすら分からない・・・。
なので、念のためにノートンのアンチウイルスで一応チェック。

大丈夫なようだ。
じゃあ、インストール(笑)

さて、設定出来る項目は次の通り。

・Color Mode
 ナチュラル、白黒、セピア、ソラライズ
・White Balance
 オート、太陽光、白熱球、蛍光灯
・Stitch Assist
 Onにするとデジタルズーム8倍まで可能
・Shutter Sound
 On/Off。Onでも標準カメラの音より小さい
・Date Stamp
 Onで写真の右下に小さく日付を刻印。また、年月日の配列も選べる

これらは全部、撮影モード中でも変更可能。

撮影サイズはSXGA(1280×960)で固定。画質も標準カメラアプリの「低」相当で固定。
また、ホワイトバランスは702NKでは機能しない模様。
もちろん、Camera XProと標準カメラアプリは同時起動不可。「カメラは他で使用中だ」って出る。
そして「Stitch Assist」をOnにしとかないとシステムエラーを起こすオマケ付き。

結論を言うと、使えない。
標準カメラのほうが高機能だし、安定している。

ただ、背面の巨大なレンズのせいで他のケータイより「これはカメラです!」と
強く主張している702NKにおいて、シャッター音が消せるというのはちょっとしたメリットかも。
ていうか、それ一点だけ。

時間が出来たらもうちょっと探してみよう。

MIDIシーケンサー

2005年01月08日 | 3.ソフトウェア Sound


MIDIシーケンスソフトをインストールしてみた。
MidiWriterPro for Nokia Series 60 phonesという$16のシェアウェア。
とりあえずお試しってことでDEMO版をやってみることに。
DEMO版はSAVEと送信(MMSとBluetooth)コマンドが使えない。

さて、起動!

「File」→「Open」で、C、D、E、Z、すべてのディスクをブラウズしながら
MIDIファイルを開ける。Zに入ってるNOKIAのプリセットMIDIも編集可。おいおい。

編集画面はトラック別に写真のようなピアノロールスタイルで行う。
カーソルバーを左右に、ピアノロールを上下に動かしながら音符を置いたり
音の高さや長さを変えていくというオーソドックスなやりかた。

MIDIチャンネルは16chで、10chはドラム・パーカッション固定。
トラック数は未確認だけど、Macのdpで作った20トラックのSMFファイルを開いて
みたところ、何も問題なくフツーに表示してたので、もうそれで十分。
分解能は設定可能でマックス64分音符(たぶん)
テンポ設定はBPM12~1200。すごい。
コントロールチェンジ類は無し。音源のほうが対応してないからだと思う。

また、特殊機能で和音を自動的に(?)生成する事が出来る。
これは「Song Property」で設定した曲の調にしたがって、ルート音に対する
コードの構成音を次々に置いていく機能。

で、使ってみた感想

操作中のレスポンスもいいし、ショートカットを自分流にカスタマイズ出来るので
慣れればスピーディに作業出来そうな感じ。
携帯に入ってる着メロエディターによくありがちだった「ド#ド#レレ・・・」みたいな
人をバカにしたような入力方法とは次元が違う。
これはもう立派な「MIDIシーケンサー」だと思う。
GM配列やピアノロールなど、基本を押さえた作りなので、これで音楽作りを始めてもOK。
大きな違和感を感じずに次のステップに進めるはず。
つまり、MIDIシーケンサー入門ソフトとしても悪くない選択かもしれない。
ホント、よく出来てる。

ただ、PCやMacでの作業に慣れちゃってると、やっぱりこれで一から作るのは面倒。
SMF書き出し→702NKに送信→MidiWriterProで内蔵音源に合うように音色変更など微調整
っていう使い方や、既存の曲を自分流にちょっと変えてみるとか、そんな用途になる予感。

でも、「ボクのメインシーケンサーはMidiWriterProです」って人がいたらイカすかも(笑)