
前回紹介した「syntrax」、メーカーのKLAAR社のサイトにとても分かり易いチュートリアルがあった。
パターンの作成方法や音色のエディットなど全部で5項目をそれぞれ実際の音付きムービーで説明してる。
どうやら、これを見る限り、予想以上にスゴいソフトっぽい。
まず、シンセ部分。
前回は「あらかじめ用意されたウェーブテーブルを選んで」と書いたけど、完全に自由に描けてる。
音色のエフェクトとしてリングモジュレーターや、フィードバックオシレーターのような効果も出来る。
ただ、702NKはポインティングデバイスが不自由なので、オプションでマウスでも発売されない限り
チュートリアルでやってるような自由気ままなエディットはちと無理。
次にサンプラー部分。
これも前回は「.jxiファイルを用意すればオリジナルのサンプルが用意出来るのでは?」みたいな事を
書いたけれども、なんとwavファイルを読み込んでる・・・。しかも、リズムのloop素材を。
で、読み込んだサンプル素材はスタートポイント、ループOn/Off、ループ箇所設定、リバース、自作の
ウェーブテーブルによるボリュームエンベロープの設定など、もうサンプラーそのまんま。
それから、シーケンサー部分。
リアルタイムで音色を変化させていくようなーーー例えばフィルターやレゾナンスが
だんだん開いていったりするやつなども、パターンに記録したり、自作エンベロープでなめらかに
推移させたり出来る。
また、「Slide」でポルタメント効果を出して、TB-303のようなベースラインを作る事も可能。
そして出来上がった曲はMIDIとwavフォーマットで出力・・・
ま、ぶっちゃけカルチャーショック。
KLAAR社のユーザーフォーラムにいくつか自作の曲が発表されてて、それらを聴いてみたけど
明らかに自前のサンプル素材を曲データに埋め込んでるし。やってる事はちょっと前のPCレベル。
やっぱり、テクノ~エレクトロニカ系の曲で本領を発揮するタイプのソフトで、702NKのメモリや
CPUが許す限り、ドエラい事が出来ると思った。
バージョンがいくつかあって、Windows用にはフリーウェアとして用意されてるみたい。(羨ましい)
もちろん、702NK(6630)もちゃんと互換機として書いてある。
音質はともかく、機能的にはReBirth以上REASON未満といった印象を持った。
おっしゃる通り、エレクトロニカ系にはすごく向いてると思います。
>常にバックの中に入れて置きたいかんじです。
毎日ポケットに入れて持ち歩いてます。いちおう電話なので・・・