
色々出来るケータイだなあ、と感心してはいたけれど、まさかこんな物まであるとは。
いわゆるバーチャルスタジオっていうか、パターンシーケンサー内蔵のソフトシンセ
「syntrax」でございます。
例えて言うならREASONやFLの超お手軽版ってとこか。
まずはデモソング聴いてみよっと。
ドッチードッチーウネウネウネウネボボボボボボボ(4つ打のエスニックなテクノだった)
・・・・・・マジかよ。すげえよ、これ。
まだ、ちょっとしか触ってないので詳しくは分からないけど、概要は以下の通り。
あらかじめ何十種類か用意されている原波形をシンセサイズして、シーケンスを組んだり
エフェクトをかけたり、ミックスしたりっていうまさにオールインワンシンセ。
シンセ部分はアナログライクな操作感だけれども、完全に自由にツマミをいじれるわけではなく
あらかじめ用意されているウェーブテーブルから組み合わせを選び、それをカスタムしていくっぽい。
そして用意されている原波形というのは、そのまま単体でも使えるサンプル素材も混じっていて
それを「Sampler」画面でループポイントを組んだりと、可能性は広い。
アプリの構成ファイルを覗くと、「909snare.jxi」とか「c64-drum.jxi」とかあって、これらが
サンプル素材のようなので、この「.jxi」フォーマットのサンプル素材を用意出来ればオリジナルな
サンプリング素材も作れるのかも。
プリファレンスでオーディオバッファサイズや音質と操作速度のバランスを調整出来る。あっぱれ。
各エディット画面は702NKの画面サイズよりひとまわり大きくなっていて、上下左右にスクロールする。
ただ、「#」キーを押すことにより、解像度を下げて全画面表示も可能(写真右端)
エフェクターはディレイやディストーションなど数種類あるようだけど、まだ未確認。
アルペジエーターもなんか15種類あるっぽいけど、これも未確認。
現状での動作確認は以上。
PCやMacの世界ではもはや当たり前のように使われているバーチャルスタジオだけれども
これ動いてんの一応電話機だし(笑)
もう冗談としか思えない。
再生をストップすると、ディレイ音だけ余韻が残るなんて本物っぽい。
なお、起動中にFExplolerに切り替えたりするとsyntraxがフリーズする事があったけど
どういう状況だとフリーズするのかは、今後調べてみようと思う。