酸性雨等による森林衰退

2014-08-20 15:34:24 | 日記
酸性雨などの大気汚染物質が原因となり、木々の葉が黄色化して、異常落葉を生じたのちに、全体的に葉の量が減少し、枯死に至る現象。
日本では鉱山の精錬所などからの亜硫酸ガスによる森林被害が古くから知られ、1960年代前半には各地の工場周辺で森林被害が観察され、公害規制の強化が行われた。近年になっても、赤城山のシラカンバ、ミズナラ、カラマツ、丹沢大山、宝満山のモミ、関東平野における寺社林、屋敷林のスギの衰退などにおいて、酸性雨との関連が疑われる森林の衰退現象が起きている。これらの森林被害と酸性雨との因果関係は明らかにされていないが、原因不明の樹木衰退が第二次酸性雨対策調査で確認されている。
ヨーロッパでは、1970年半ばから森林地帯におけるマツやモミなどの樹木の立ち枯れが観察され、環境問題への関心を高める要因となってきた。

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