え、うそでしょ

実家の母から桃が届いた。15個入り。和歌山のあら川の桃だ。実家は和歌山ではないのだが、美味しいので注文して送ってくれている。私の夫の実家が走って1分歩いて3分のところにあるのだが、そちらにも送ってくれる。親戚や知り合いにも送っているらしい。

箱を開けると例年通りきれいなピンクの桃が並んでいる。とっても美味しそう。早く食べないといたんでしまうので、ご近所に少しおすそ分けおすそ分け。

強く触るといたむので、そっと持ち上げお尻の方を確認する。あれ、黒くなってるよ。じゃあ、こっちを……。え、これも。まさか、こっちも？ え～、うそでしょう。

裏返してみると、15個のうちの半分くらいの桃のお尻が黒い。見たところは黒くなっていない桃も、切ってみると中が少し黒くなっていた。ひどく黒ずんでいる桃を切ってみると、三分の一は食べられない状態。試しに少し黒くなっているのとひどく黒ずんでいるのと両方食べてみる。大差なく不味い。あとくちに渋さが残るし甘みもぼけている。一番美味しいところをすでに通り過ぎている気がする。

ショックだなあ。いつもは美味しいから楽しみにしていたのに。箱を開けた時はきれいに見えた（事実、桃の上半分はきれい）ぶん、騙された感が強いよなあ。

交換してくれるらしいが、母も来年は桃はやめようかなと言っていた。娘だから「黒くなってたよ～」と言うけどねえ。ちなみに夫の実家に届いた桃も同じ状態。うちに届けてくれた宅急便さんと、夫の実家に届けてくれた宅急便さんは別の人なので、いたんだのはそこより前の段階だろう、おそらく。どの段階なんだ、いったい。まさか、出荷の段階？