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復習命

★tPAにいおて症候性出血を起こしやすい群とは?

2008年10月16日 20時13分11秒 | 脳卒中
★tPAにいおて症候性出血を起こしやすい群とは?
・重症 JCS>200 NIHSS>21
・広範囲のearly CT sign
★ICの再開通率は?
13% 程度
★Acom閉塞にて起こりうる症状は?
・AcomからのSubcallosal A閉塞による症状
→脳弓の梗塞→健忘
・脳梁膨大後皮質~後帯状皮質にかけて 辺縁葉後端部
・辺縁葉後端部 左側障害では、記憶障害が起こる(Subcallosal Arteryの閉塞による)
・右側側では地理的障害
・前向性健忘が中心

脳梁膨大後皮質(Brodmannの29,30野)からその上方に隣接する後帯状皮質(23,31野)の後端部にかけての領域を,「辺縁葉後端部」と呼ぶことにする。辺縁葉後端部は左右半球でそれぞれ機能が異なる。臨床例の検討からは,左側病変では健忘症候群が生ずる。この部位の障害による健忘症候群は,前向性健忘が主体で逆向性健忘は存在してもごく軽度であり,言語性,非言語性ともに障害される点が特徴である。一方,右側病変では地理的障害が生ずる。そのタイプは熟知した建物・風景の認知・同定は可能であるが,離れた2地点間の方角想起(あるいは記銘)が困難となる,いわゆる「道順障害」である。辺縁葉後端部の中でも,特に脳梁膨大後皮質は前頭葉,海馬・海馬傍回と密接な線維連絡をもち,新規の記憶の獲得に関与している可能性が考えられる。

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