このラッキーストライクカラーのSUZUKI RGV250ΓはフリードラマーのMさんのバイク。
1992~1993年に生産されたVJ-22Aの後期型だ。
よく壊れて金もかかるが、乗ってて気持ちよいバイクであり、買って良かったとMさんは語る。
20代も終わりに近づいたある年のロックの日に中型バイク免許を取得したMさん。それまでは原付免許しか持っておらずYAMAHA TZR50が愛車だった。だが、よくつるんで遊ぶバイク仲間達がツーリングに行く時にはMさんは置いてけぼりにされ、そのあげくにツーリング先からの楽しげな画像等が次々に届けられる事に耐えきれなくなった。こうしてMさんは一念発起して中型バイク免許を取得したのだった。
そして欲しかったアプリリアの250ccをレッドバロンに探してもらうことにした。
ある日レッドバロンから良いのが入ったと画像が送られてきた。だが、そこにはお目当てのアプリリアは写っていなかったのだ。代わりに2台のバイクが写っていた。Mさんは奥の方に写っていた明らかにレッドバロンがお薦めしてない方のバイクに目が釘付けになった。早速レッドバロンに赴き、写真を撮りまくる。ドゥカティ400SSだ。110万円也。むぅ。まあ待て。レッドバロンが薦めてるのはこっちではない。ドゥカティの価格を知ったMさんは落ち着きを取り戻し、レッドバロンが薦めるもう1台の方に目をやった。悪くない。エンジンもアプリリアと同じだ(というかアプリリアのエンジンがRGV250Γのエンジンをベースにしている)。
こうしてSUZUKI RGV250ΓはMさんのマシンとなったのだ。
だがいざ乗ってみると、前のオーナーが何度も転していたためか、ステップは削れて刃物のようになっており、乗り降りするだけで足が血まみれになるような状態だった。チョークも閉まりきらないとか、燃費が異常に悪いとか問題点が多すぎたため、別のバイク店でアドバイスを受け購入店に意見したところ、追加費用無しでオーバーホールをしてもらえることになったそうだ。余談だが、そのアドバイスをしてくれた某バイク店で、アプリリアの125ccを見た事から始まって辿り着いたSUZUKI RGV250Γなのだった。
購入半年後には、PSP用ゲームソフト・モンスターハンター2ndGのアップデートの為に訪れたゲームショップの駐車場で、地面の凍結の影響を受け転けてしまった。そしてその2週間後、やはりモンスターハンター2ndGのアップデートの為に訪れた別のゲームショップからの帰りに、スクーターに突っ込まれまたもや転けてしまったのだった。こうしてステップは再び刃物のようになっていったのである。
最後に、2年前の九州ツーリング時の走行シーンがYouTubeにあるというので共有させてもらうことにした。
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