想い出のモスグリーン

高知のリハーサルスタジオ【プレイヤーズラボ】の店主のブログです。

サ●ミさんの足元の変化

2017-07-18 20:26:32 | pedal board maniacs
先日紹介させてもらったばかりのア●パ●スのサ●ミさんのエフェ●ター群に早くも変化が!
どうやらCarl MartinのRed Repeatが、あまりいい仕事をしてくれなかったそうで…

BOSSが1台復帰したそうです。イヨッ!




サ●ミさんはDD-2と言ってたけど見た感じDD-5と思われる機種。
以前ストラトキャスターを塗った時に余ったカワサキグリーンの塗料で着色して、少しでもBOSSじゃないです感を出そうと藻掻き苦しむサ●ミさんである。


そのくせ「やっぱボスはサイコー!」とわざとらしく叫んでみたりもするヤツの恐怖のセッティングは、↓こんな感じで固定されているのです。


現在の誰かさんの足元

2017-07-04 10:39:35 | pedal board maniacs
最初にお断りしておかねばならない事があります。
あまり深く突っ込んで事情を聞けなかったので、正直なところ詳しい理由は分かりません。
ただ諸事情により、今回の記事に登場する人物名及びバンド名は全て仮名となります。



昨日夕刻、あるバンドのギタリストが店に入ってきた。
馴染みの顔ではあるが前回の来店からは少し月日が経っていた。
その間に彼に何があったのだろう。
久しぶりに見る彼が持ち込んだエフェクターケースは、以前のものよりも随分とでかくなっていた。当店の11年強の歩みの中で、最大サイズのエフェクターケースが持ち込まれた瞬間である。

誇らしげな表情を浮かべる彼の名はサチョミ。
高知を代表するオルタナティブロックバンド、アリュピャキャシュのギタリストだ。



ケースの重さだけで10kgにもなるdiagoのTourmanに納められた、最新のサチョミさんの使用エフェクター群。

以前のペダルボードと比較して最も印象的な変化は、3台あったBOSSのデジタルディレイが全て別メーカーの機種に置き換えられていることである。
実はサチョミさんが敬愛する某有名バンドのギタリスチョが「ボス…ダ…サイ…キラ…イ…」と研究所の飼育係みたいに呟いたことを受けての決断だったようだ。行動は早いが、いささか単純。そこがサチョミさんの魅力なのかもしれない。

では置き換わったペダルを見ていこう。



先ずはTC HELICONのE1。
それまでボーカル用として使っていたディレイ・BOSS DD-3から変更されたボーカル用のエコーペダル。これは、アリャピャキャシュのベーシスト・ピッコーさんの「ボーカルにギター用のエフェクターを使うってどんだけー!ちゃんとボーカル用として開発されたエフェクターを使ってー!」というリクエストに応える形で、ピッコーさんが持っていたE1とDD-3を交換したものである。もしかすると、ピッコーがDD-3を欲しかっただけなのかもしれないのだが…



次はCARL MARTINのRed Repeat。
このアナログディレイは淡路島に住む友達から借りパクしたとのこと。
ニコニコ大百科には、他者から借りたものをそのままパクり、自分の所有物にする愚劣極まりない行為であると記述されているが、彼はお構いなしなのだ。



デジタルディレイはtc electronicのFLASHBACK。
楽器堂オーパスのMさんに薦められた1台。



TC HELICONのR1というリバーブ。
これはボーカルのリバーブをPA任せにするのではなく、自分でコントロールしたいという欲求からボードに並べられている。



更にアンプに使用するトランスも運搬時はこのケースに入れてある。アンプの中に入れたままだと、運搬時にゴロゴロ動いてスピーカーがぶっ壊れてしまう恐れがあるためらしい。


このように、ちょっと見ない間に大きな変化を見せたサチョミさんのペダルボード。
だが、アリャピャキョシュのドラマー・シェキさんは、「前のエフェクターケースでさえ機材車に積み込むのが大変だったのに…」と落胆の色を隠せない様子であった。


【付録】


サチョミさんにE1を押しつけたピッコー太郎が、浮かれた顔で見せびらかすのはTC HELICONのVoiceLive Play。E1を手放したのはDD-3よりも、むしろこれが欲しかったからなのかもしれない。