想い出のモスグリーン

高知のリハーサルスタジオ【プレイヤーズラボ】の店主のブログです。

突然

2016-08-30 10:38:50 | THE GUITAR
8月27日 土曜日

もうすぐ午後5時になろうとする頃、突然店のドアが開いた。予約客ではなかったが見覚えのある顔だった。
アノ娘だ。僕は咄嗟に記憶を手繰り寄せていた。
当店の古いブログの記事に、アノ娘の使用するアコースティックギターを紹介する記事を書かせてもらったことがあった。それを覚えていたのだ。

しかし、あれから7年ぐらい経っている。
アノ娘はもうアノ頃のアノ娘ではないのだ。
アノどなたですか?
しばらく見ない間に、中村アリーになっていた。

中村アリーは店に入ってくるなり、突然岡山土産のきびだんごを食べ始めた。
そういえば、以前もこんな感じだったな…
実は中村アリーがまだ中村アリーでも、その前のアノ娘でもなく、まだ制服を着た女子高生だった頃に、当店のロビーで突然宿題をやり始めた事があった。
それを思い出した。
どうやら中村アリーになった今でも、行動パターンはあまり変わっていないようだ。



にわかに勢いづいた中村アリーは何本かきびだんごを頬張った後、今年2月にロックイン吉祥寺店にて購入したという【K.Yairi YFL-55CE VS】をケースから取り出し、突然1曲歌い始めた。ス、スタジオへは入ってくれないのかね。

僕は観念して中村アリーの使用ギターについて話を聞く事にした。
どうやら、このK.Yairiを購入するにあたって2本の対立候補が存在したようだ。
ギブソンのDOVEとグレッチのランチャー。
それぞれに個性的なギターであるが、中村アリーが最終的にDOVEを選ばなかった理由は、中村アリーにとってボディサイズが大きい事と、値段が高い事。ランチャーを選ばなかったのは、せっかく取り寄せてもらって試奏したのに、エレキ弦を張ったそれは「音がブス」だったからだそうである。
しこうしてルックス、サウンド、プレイアビリティの面で一番しっくりくるYFL-55CEが愛機となった。

現在、中村アリーはソロ活動以外にも、突然段ボールの松浦徹氏とのユニット【いっそもう】や、バンド【アープンクッカ】で東京を中心に月に数本のライブを精力的にこなしているのだ。

ぼけのなつやすみ〜しまなみ海道サイクリング篇〜(4)

2016-08-29 14:50:59 | ノリモノ
8月25日 木曜日

朝、宿を出て、昨日とは逆に走り因島まで戻った。しばらく走って、因島大橋を渡り向島へ。向島ではウシオチョコラトルというチョコレート工場へ寄り、美味しいクランチチョコとアイスカフェラテを頂いた。その後は後藤鉱泉所へ行き広島県の地サイダー「マルゴサイダー」を飲んだ。実は一昨年の夏休みに広島・岡山へ来た時にも後藤鉱泉所へ寄ったのだが、その時はラムネを飲んだのだったと思う。今回の夏休み初日の夜に宿で観たテレビ番組「マツコの知らない世界」で、丁度マルゴサイダーが紹介されていた事もあり再訪問することにしたのだ。一昨年と違ってやたらとお客さんが多かったのは、やはりテレビの影響だったのだろうか…

その後は福本渡船渡場からフェリーに乗り、ついにゴール地点である尾道駅前へ到着。
そして最後の目的である尾道ラーメンを食べに行ったのだが、お目当ての朱華園は閉まっていた。仕方ないので一昨年来た時に行列が出来ていて諦めた壱番館へ。しかし、今年もまた行列ができていた。行列には並びたくないので、即諦めて極とんラーメン尾道店へ。辛子高菜を絡めて食べるトンコツラーメンは、かなり美味かった。最早、尾道ラーメンではなかったのかもしれないが…

とりあえずこれで、やりたいことはやったので、ボチボチ帰る準備を始めることに。
自転車を輪行バッグに収めるのには、ちょっと手こずった。購入時に見ていた収納イメージ画像では前輪だけ外せば収まるはずだったが、実際には前後のタイヤを外さなければならなかった。自分たちが不慣れなせいなのか、自転車とバッグのサイズが合ってないのかは分からないが…

尾道駅前にあるグリーンヒルホテル尾道の1Fにあるクロネコヤマトの手荷物預り所にて、自転車を送る手続きを済ませ、向かいにあるドーム型の建物・しまなみ交流館テアトロシェルネの脇にあるバスの乗車券売り場でチケットを購入。小一時間待ったらバスが来たので、いよいよ帰路に就いたのだった。

こうして、初めてのしまなみ海道サイクリングは全走行距離119.64kmをサイクルメーターに刻んで終わった。太ももの筋肉痛や肩の痛み等、普段の運度不足からくる身体のダメージはかなりあるが、とても楽しい旅行となった。


ぼけのなつやすみ〜しまなみ海道サイクリング篇〜(3)

2016-08-28 12:25:55 | ノリモノ
8月24日 水曜日

朝食を済まし、茶梅旅館を出発。
多々羅大橋を渡って生口島へ。生口島では海岸線に沿って時計回りに半周するルートで進んだ。
昨日と違って、あまり暑くはなく気持ち良い日だ。朝から風が吹いていたためだが、まさかこれが色なき風だったのであろうか…

昼頃、アナゴ目的のお食事処・かねよしに到着。だが、残念な事に水曜日は定休日だった。まったくボケボケな計画を立ててしまったもんだ。仕方ないのでGoogleで近くのアナゴが喰える店を検索し、万作という店に向かった。ところが、この店も閉まっていたのだ。定休日は木曜のはずなのだが、なぜだろう。結局同じ通り沿いにある「わか葉」という店で、ようやく穴子丼にありつけた。そして、店内にあった観光ガイドを見て、食後にすぐ近くにある未来心の丘へ行こうという事になった。
ところが、Googleマップを頼りに自転車をこいだのだが、すぐに行き止まりとなってしまった。別のルートがあるかもしれないと思って、近くにあった瀬戸田交番で訊いてみると、未来心の丘へは耕三寺というお寺を通らないと行けないらしく、耕三寺に入る為には1人1400円の拝観料がかかるとのことだった。
警察官に礼を言って交番を出た直後、計画は白紙撤回された。

気を取り直して、ドルチェ瀬戸田本店というジェラート店へ。瀬戸田のデコみかんと尾道の桃のダブルをカップで頼んだ。美味かった。
その後は生口橋を渡り因島へ。土生港まで行きフェリーで生名島へ。そこから佐島を経由して弓削島へと走った。
2日目の宿であるインランド・シー・リゾート・フェスパまでやってきた。サイクルメーターを見たら、ここまでで80km弱を走っていた。何度もアップダウンを繰り返すので平地を走るよりはかなりしんどいのだが、これまで走ってきた道よりも、このインランド・シー・リゾート・フェスパの入り口まで登る坂が一番急できつく、この旅で初めて自転車を突いて歩いた。

フロントには娘に送ってもらった輪行バッグが届いていた。
手続きを済ませ部屋へ。予約していたスイート和室ルームにはジャグジーと露天ヒノキ風呂が付いていて充実している。ここ数年の夏休みで利用した宿泊施設の中では満足度がかなり高い部屋だった。



(つづく)

ぼけのなつやすみ〜しまなみ海道サイクリング篇〜(2)

2016-08-27 13:05:24 | ノリモノ
この夏休みは2泊3日の予定である。サンライズ糸山から尾道駅まで約70kmという距離。走り馴れた人なら数時間で渡りきってしまう距離だろうが、我々はサイクリング初心者だ。それにただ走るのが目的なのではなく、のんびり寄り道しながら夏休みを過ごすつもりなのだ。
大島へ2度目の上陸を果たした我々は、道の駅「よしうみいきいき館」で昼食を取る事にした。鯛飯付きの海鮮バーベキュー。一番量の少ないコースにしたが、それでもお腹いっぱいになった。特に海老は美味しかった。
ここで嫁さんが娘に連絡。
明日泊まる予定のホテルに、ゆうパックで輪行バッグを送ってもらうよう頼んだ。明日の午前中には届くらしい。

この後、伯方・大島大橋を渡り伯方島へ。伯方の塩ラーメンを食べるというのも計画していたが、さっき昼飯を喰ったばかり。腹はすいてないので取り止めとなった。先に進む事にする。次は大三島橋を渡り大三島へ。そして、サンライズ糸山から約40km走ったところで、初日の宿泊先である茶梅旅館へ到着した。この旅館は部屋にユニットバスもあるが、車で3分程の場所にある海洋温浴施設マーレ・グラッシア大三島の入浴券が付いていて、送り迎えもしてくれる。夕食前に連れてってもらい塩風呂や柿の葉風呂を愉しんだ。夕食も十分な量があり美味しかった。
紙製のランチョンマットには「色なき風」と認められていた。秋の風のことだが、自分たちは待ちに待った夏休み初日のつもりであっても、世間様からは秋の季語を突きつけられてしまったのである。



(つづく)

ぼけのなつやすみ〜しまなみ海道サイクリング篇〜(1)

2016-08-26 20:50:24 | ノリモノ
8月23日 火曜日

前輪を外した自転車2台を嫁さんのアルファロメオに積み込んで、今治に向け出発。午前9時を過ぎて、ついに夏休みが始まった。
車には適当に見繕った8枚のCDを持ち込んだ。
普段、基本的には車内で音楽を流さない派だが、せっかくの夏休みということで自分にとっては非日常的な選択を試みた。
ところが、カーステレオはCDを吸い込んでくれなかった。なぜか壊れていたのだ。
出発して数分も経たないうちに、早くも「ぼけなつ」なエピソードが発生してしまうとは…

そんなちょっぴり残念な気持ちを乗せた車も2時間程走れば、最初の目的地であるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」へと近づいていた。そこに車を停めさせてもらい、そこから自転車で島々を渡って尾道まで走る計画だ。
ところが、妙な事に車は来島海峡大橋を渡り大島に上陸してしまったのである。
どうやら、カーステレオに次いでカーナビまでボケをかましてくれたようだ。
今年の夏休みは、あくまでも自転車でしまなみ街道を走る計画だったので、もう一度サンライズ糸山に向け来島海峡大橋を引返す事になった。通行料金も払ってアホらしいが仕方ない。

こうして、ようやくサンライズ糸山の駐車場にたどり着き、車から2台の自転車を降ろしていた。ところが、ここで早くも3つめのボケに気づいてしまうことになる。
今回自転車で尾道迄走ったら、そこで自転車はヤマト便で自宅迄送ってもらい、自分たちはバスで今治駅迄行き、そこからタクシーでサンライズ糸山まで戻る計画なのだ。
だがヤマト便で自転車を送るには輪行バッグに収めなければならない。それは事前に調べて分かっていたので、アマゾンでタイオガの輪行バッグを2つ買ったのに、その2つのうち1つを持ってくるのを忘れていることに気がついたのだ。
まずい事になった。だが、ここで立ち止まって無駄な時間を過ごす訳にはいかない。
我々はどよーんとした空気をまとい、ペダルをこぎ始めたのである。



(つづく)

ポストポケモンGO

2016-08-20 10:53:32 | ズバババ盤


いつの間にかポケモンGOの話もあまり聞かなくなったが、その代わりにブロークンGOの歌声を聴いている。

実は昨夜、先日リリースされたTHE BROKEN HEARTS CLUBのCDをゲットしたのだ。
店が終わってから寝ながら2周、朝起きて1周聴いた。
バンドやって、こういう公式な音源を残せるところまでいけるのは、やっぱ凄いなと思う。


ところで、ヴォーカルのGOさんの歌声やメンバーのコーラスに混じって、不良外人のHandaさんやREDMANのマッサンさんやゴリキンさんがレアキャラとしてコーラスで参加してるらしい。

BBQ

2016-08-17 16:56:03 | 日記


今日は土佐山でBBQ+水浴び。
毎年着火に難儀してたので、今年はバーナーを持っていったら難なく火はついた。
炭火が丁度良い感じになる頃には、すでに肉を喰い終わってるという、いられなバーベキュー。


今回の反省点
トングと軍手を忘れない。




世にも奇妙な物語

2016-08-16 10:27:51 | THE BASS


アルパカスのベーシスト・コッピーさんと愛機であるエドワーズのプレシジョンタイプのベース。
コッピーさんにとって4本目となるこのベースは、アルパカス加入後にOpus本店で購入したものらしい。加入当初はドラマーのセキさんからムーンのベースを借りて弾いていたのだが、いつまでも借りっ放しになるのはイヤだと思い、このベースの購入に踏み切ったそうである。
だが、アルパカスに加入する前からコッピーさんはベーシストのはず。なぜ所有するバッカスのジャズベタイプの5弦ベースを使用しなかったのだろう。

彼を知る誰もが抱くそんな疑問を本人にぶつけてみた。
「ジャズベは自分に似合わないと思って…」
彼はそう答えた。
買う前に気づかなかったようである。

では、なぜアルパカスで使用するベースとして、プレベを選んだのだろうか。
驚いた事に彼は、「スティングレイは当たり前すぎて面白くない…」とか、「ワーウィックはフニャフニャした形が嫌い…」等、色々考えて消去法を用いた末にやっとたどり着いたはずのプレベなのに、「プレベはロックだから…」とカッコつけたのである。

なぜエドワーズだったかについては「ダンカンが乗ってるから…」らしい。
それが決め手となって、ようやく入手したエドワーズのプレベだったが「音があまり好きじゃない…」そうである。
どうやらアルパカスで使用するには音圧が足りなかったようだ。
ピックアップを元々付いていたものから現在のものに交換したら、ちょっとは音圧が上がったらしいのだが…。
更にこのベースにはデュアルモードスイッチが付いていて、ピックアップの接続をシリーズとパラレルに切り替えできるようになっているのだが、その回路をカットしてるので実質的にはボリュームのみ機能してる状態だ。コントロールノブはいつの間にか無くなったそうである。
またピックガードは元々白だったが、ギターのサトミさんのストラトが黒ボディに白ピックガードであるため、カラーリングが被るのを嫌って黒に交換したそうだ。

ライブ中によくヘッドを打つけるせいか、1弦のペグは何度も壊れてるらしい。その度にパーツ交換してるから、よく見ると1弦のペグのみ純正品とは微妙に形状が異なるのが判るが写真ではよく判らない。



そして、ボディの裏にはベリンガーのステッカーを貼ってあり、ペグが壊れる度にOpus本店のMさんに「そんなステッカー貼るきよ!」と、ペグが壊れる理由をオカルトな方向に導かれてしまうのである。

初めてギターで弾いたのは(4)

2016-08-13 14:20:49 | むか〜しむかし話
先日、実家の母に電話した時、父の2本目のギターが物置に残っていると聞いたので見に行った。ハードケースはとっくに無くなっていたのだろう、弦は朽ちてどす黒くなっており、ボディも埃をかぶってかなり汚れていた。母に断って自宅に持ち帰ることにし、途中アルペジオ楽器に寄ってクラシック用の弦を買って帰った。


田村廣 P45(1973年製)



普及クラスのモデルではあるが、高知が生んだ世界的ギタールシアーが制作販売したモデル。それをおもちゃにして、こんなことして遊んでいた僕だったが…

このギターがきっかけで僕はギターを弾き始めたと語れるような展開にはならなかった。結局、小学生のあの時期に接したギターは、程なくして興味の対象から外れていったのだ。そして僕が再びギターと向き合うには、あと数年待たなければならなかったのである。

小学校を卒業した僕は当時の校区の関係で、江陽小学校時代の友達が多く通っていた城東中学校ではなく、少し距離のある愛宕中学校に通った。
2年になってすぐの頃、クラスメートのK君の紹介で新聞配達のバイトを始め、稼いだバイト代はN君の影響でラジコン(タミヤ・ブラックポルシェ)や自転車(ブリヂストン・ユーラシア)に形を変えていくのだった。へへへ。

(つづく)

ジャンク

2016-08-12 13:33:41 | お知らせ
若い頃に2年間程セックスピストルズのコピーバンドをやってた時期があって、そのバンド名がJUNKだったってことを思い出したのは、家の中にいくつかあるジャンク品を見てる時だったっていう、しょうもない話が今回の前置きだったとはね…


TASCAM 688 MIDISTUDIO
FOSTEX A-8に継ぐ、僕にとって2台目のMTRでした。
記録メディアはカセットテープです。

動画を見てください。



早送りや巻き戻しは出来るものの、再生ができません。
それ以外のミキサー部等は動作未チェックです。
直して使いたいとか、部品取りに欲しいという人がいればあげます。
取扱説明書・外箱あり。

条件はこれ。
知ってる人(ラボのメンバーズカードを持ってればOK)にラボで手渡し。
電話連絡頂いた後、お越し下さい。発送はしません。

もうありません。