想い出のモスグリーン

高知のリハーサルスタジオ【プレイヤーズラボ】の店主のブログです。

イーボウのおっさん

2016-04-10 09:35:35 | pedal board maniacs
薄力小麦子のエレクトリックギター担当のコーディーさんに使用エフェクターを見せてもらった。

もともとコーディーさんは、アメリカにいる時は10台近くのエフェクターを駆使するプレイヤーだったらしいのだが、埼玉大学へ留学中にレゲエバンドを組んでからは、エフェクターを使用するのをやめてしまっていた。
しかし、高知で薄力小麦子を結成し活動を続けるうちに、コーディーさんは再びエフェクターを使うようになっていったのだ。


コンパクトなエフェクターボード【pedal train nano】には4台のペダルが並んでいる。
順番に見ていこう。
現在愛用のギター・フェンダーメキシコ製クラシックシリーズのジャズマスターから、まずBOSSのチューナー・TU-2へ。

そこからelectro-harmonixのbass BIG MUFF Piに繋がる。これはUSA製のBIG MUFFより太い低音が人気のロシア版のBig Muffを基に作られたベース用のファズ/ディストーションである。
続いてBOSSのオーバードライブOD-3に繋がっている。
2台の歪み系ペダルの使い方は、OD-3を常にONにして基本的なサウンドを作り、ソロ等のここぞという時にbass BIG MUFF PiをONにして使うのだそうだ。

ではクリーンサウンドはどうしているのかというと、ジャズマスターのプリセット回路を利用して変化をつけているのだ。通常はリードポジションで使用し、プリセット回路はクリーンになるよう音量を下げたセッティングにしているらしい。

そして2台の歪み系を経て最後に繋がっているのがT-REXのディレイ・REPLICA。
曲によって細かくツマミの調整をするらしいが、中でもリピートを最大にし、且つテンポを最速にしてノイズサウンドを生み出すセッティングが多いらしい。

ちなみに2台の歪み系ペダルはパワーサプライ機能があるTU-2から9Vの電源供給を受けているが、REPLICAは12V仕様のため単独で電源アダプターを使用しているとのこと。

足元はこれで終わりだが、コーディーさんと言えば忘れてはならないアイテムがもう1つある。
それはE-BOWである。


コーディーさんの相方であるアコースティックギター担当のミノリさんがソロで活動している頃、海外ライブ時に飛び入りバイオリニストとのセッションをした事があり、そのイメージを薄力小麦子で再現するために、コーディーさんがE-BOWを使用するようになったそうである。E-BOWそのものはアメリカ時代から持っていたらしく、薄力小麦子でついに出番が回って来たかたちのようだ。

さて最後になったが、コーディーさんがコーディさんではなく、あくまでもコーディーさんである理由を説明しよう。
それは、カプコンのベルトスクロールアクションゲーム【ファイナルファイト】のプレイヤーキャラクターの1人・Codyが、コーディではなくコーディーだから自分の名前もコーディーであると、コーディーさんは拘っているのだ。
だから、もしもコーディと書かれてしまうと、最後の「ー」を書き足しながらコーディーなきゃダメだーと言って暴れるのかもしれないのである。

薄力小麦子『イーボウのおっさん』

薄力小麦子ライブ情報
4/10(日)、きょ、今日やん!
他には4/23(土)、5/4(水)、5/29(日)
何れも高知・カオティックノイズにて。


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ティーレックス
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E-BOW
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