ダダアートの世界♪

　プレリズの創作活動には月曜日グループの『アート』やレギュラープログラムの『工作』などがありますが、それ以外にも『ダダアート』という活動を行なっています。これは、完全な自由創作とはまた違った抽象的な創作活動で、プログラム名は「ダダイズム」という芸術思想をヒントに名づけられています。作品はレリーフになるものもあれば、遊べるものもあります。もともとは特別活動としてスタートしましたが、今では土曜日グループを中心に、幼児グループでも行ない、レギュラープログラムとしてお子様方にもすっかり定着して人気のある活動となっています。

　ダダアートは活動の導入として、作るもののイメージに繋がるような内容の絵本の読み聞かせをして、そのイメージを持ってもらった上で創作に入ってもらっています。これは作品を作る過程で、形の関係性（点が線になり、線が形になり・・・といった発展性）をお子様方に意識してもらいたいといった狙いがある為です。しかしこの活動の一番の特徴は、抽象的な創作活動であるが故「何を作ったか」を言葉で説明し辛いというところではないかと思います。つまり大人が決めたものをそのまま作ってもらっているというよりは、素材と作り方とイメージだけ大人が提示して、「何を作っているか」はお子様方が決めていくといったニュアンスになっているのです。完成品を最初にお子様方に見せた時、「これ何に見える？」と聞くと様々な答えが返ってくるところが、何よりもこの活動の面白さを物語っているのではないでしょうか。お子様方の想像力と創造力にはいつもながら感心させられてしまいます！