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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

演奏と描写と執筆の関係

2007年12月13日 | 音楽
フッとアイデアが浮かぶと人はナニかを創り始める。

日本で学生だった頃から僕がお世話になっている演出家が20年近く前のある日、「お芝居のアイデアってな、いつでも自分の周りに漂ってるねん。それをどんだけヒョイっヒョイっと掴めるか、が勝負やな。」と云われた。
実生活でのこの台詞、今でも憶えているばかりでなく、本当にそうだなぁと実感する時がある。

アイデアは、身体のどこかを通り抜ける。
普段は通り抜けるのにすら気付かない。
たまに一瞬だけ通り抜けて去って行く。
もっとたまに、ほんの数秒だけ身体に留まってくれる。
もっともっともっとたまに、音なり絵なり文章なりにするまで去らずに居てくれる時がある。いや、居座ると言うべきか。
そうなりゃぁもう、何が何でも形にしないと他の事に手が廻らなくなってしまう。

漠然としたイメージだったり、




・・・メロディーやハーモニーだったり、



・・・手紙やメールの内容だったり・・・



・・・エッセイや脚本の文句だったり・・・


・・・ビジネスプランだったりする。


あるいは数日前に街角で見たものや、何年も前に見た漫画の一コマが形を変えて来たりする。


アイデアは降って湧いて来るのではなく、いつも万人に降り注いでいる。それに気付くかどうかは本人次第。適時適所に気合いを入れることができるかどうか?ということだろうと思う。