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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

NGW in Connecticut week 3 2008

2008年07月29日 | 音楽
前回の記事で書いた夏合宿式ギター教室(ドラムとベース含む)National Guitar Workshop 第3週の仕事は、期間中断酒したおかげか、朝方到着による寝不足を素早く解消して無事終了。また来週から第5週、6週に参加する。

通常このワークショップの講師はギターもベースもアンプもドラムも自前で用意するのだが、先週は諸事情で僕のドラムセットはワークショップ側で用意して頂いた。



このドラムセットはグレッチ製。コアなジャズドラマーの中には、グレッチでなければジャズはできないと言う人達がいる。彼らに言わせればブランドだけでなくそれぞれのタイコのサイズにも「定番」がある。画像のがまさにそれ。横倒し状態の大太鼓は口径18インチで深さ14インチ、その右の脚が付いているフロアータムは14' x14' 、ぶら下がっているタムタムは12’ x8' 、スティックが載っている小太鼓は14' x 5' 。厳密に言うと小太鼓は14' x6' 1/2 なのかもしれない。



ワークショップ各週の最終夜は生徒の発表会。数組の父子が参加していた。
画像でドラムを叩いているのは今週の僕の生徒。日本風に言えば中学3年生。この夏はこのギターワークショプで2週間過ごし、来週からは3週間のサマーキャンプにでかけるそうだ。同じ忙しいにしても日本の中学3年生のスケジュールとはえらい違いだ。

会場では空が広く見えるから夕日はきれいだし、夜は満天の星空になる。先週は曇りがちだったがやっと晴れた最終日の夜、随分久しぶりに北斗七星を見た。



急に仕事を引き受けることに - attached files on a door

2008年07月22日 | 音楽
最近母親となった友人を訪問していた昨日の午後、僕の携帯電話が鳴った。かけてきたのは、2週間後に参加する予定だったNational Guitar Workshopのディレクター。急にドラム講師が必要になったそうなので、急いで方々に電話して今週前半のギグの代役をお願いし、コネチカット州のワークショップ会場へ急行。

到着したのが夜更けというか殆ど朝。で、事前に指示された通り誰もいない事務所に行くと、ガラスドアに引っ越し用テープでシッカリと貼付けられたビニール袋に僕の部屋の鍵が入っていた。後から担当スタッフに聞いたら嵐になりそうだったから雨が染み込まないように封筒に入った鍵を買い物袋に入れて空き口をきつくしばり、しっかりとガラスドアに貼付けてくれたようだ。

別に笑うところでは無いが寝不足で頭が朦朧としていたからか、妙におかしくなる。不器用だけれど心遣いが感じられるほど頑丈に梱包された包みを、感謝で頬をゆるませつつ日本人としてはあり得ない不器用さでテープと買い物袋と封筒とを引きちぎり、無事チェックインしました。

という訳で数日ニューヨークにいないので、明日の僕名義のジャズライブはお休みします。でも来週は必ず行いますのでご都合のつく方は是非お越し下さい。

ローカルコミュニティーヒーロー

2008年07月15日 | 音楽
セントラルパーク北東のHarlem Meerと呼ばれる所にはボートを漕いだり釣りができる池がある。その畔のちょっとしたスペースを使って行われてきた一連のコンサートがある。ジャズ、ブルース、ゴスペル、ワールドミュージックなどが毎年5月末から9月末までの毎週末に演奏されてきた。

先日このコンサートシリーズの音楽監督を15年務めていたロバート・ブルーメンタルさんというミュージシャンが急逝したため、追悼コンサートが開かれた。当日はそのご本人がドラムを叩く予定だった。残念ながら僕はご本人にはお会いしたことが無い。ただこの日まとめ役をしたのが10年来の知り合いであるベーシストのリー・マーヴィンさんだっため、彼に誘ってもらってこの日ドラムを叩いた。



コンサート会場には、セントラルパーク関連の幾つかの音楽イベントの監修だけでなく、ハーレム地区の地域学校の音楽教師も長年務めてきたブルーメンタルさんを知っている多くの人達が集まり、その人徳が伺われた。



これからも彼が確立した一連のイベントが続けられ、地域学校の音楽プログラムが充実したものになりますように。恒常的に教育費が削られているこの国では、芸術関連のプログラムが真っ先に犠牲になるそうだ。そんな悪しき流行を一刻も早く止める原動力になり続けてほしい。このコンサートシリーズはこの夏まだまだ続きます。是非一度訪れてみて下さい。

Harlem Meer Performance Festival



大編成ジャズの譜面読み会

2008年07月11日 | 音楽
もう数週間前になってしまったけれど、何年か振りに管楽器12人とピアノ、ベース、ギターという編成で演奏した時の画像をアップしました。



ジャズの作・編曲家が数人集まって、自分達の譜面を実際に演奏してもらうというリハーサルに誘われたのでした。会場はミュージシャン組合のビルにあるリハーサル場。




NGW in VA summer 2008

2008年07月02日 | アメリカあれこれ
今週はギターワークショップのドラム講師としてヴァージニア州で仕事中。



ポトマック川の支流近くにある全寮制の高校の施設で行われている。敷地内は殆ど森の中なので、舗装された歩道兼車道から少し外れた茂みからわずかに川が見える。





夕食前の休憩時間に訪れた最寄りの町、McLean. ここからさほど遠くないところにCIAやロバート及びテッド・ケネディ家がある。