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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

フラッシュ付きで撮ったトリオ

2007年01月28日 | 音楽
先週火曜日のライブ中、アーサーズのスタッフのフランセスさんにフラッシュを使って写真を撮って貰いました。もともとかなり暗くしているので、こうやってみるとえらく雰囲気が変わるけれど、このピアニストがソーン君、ベーシストがザック君です。ちなみに先々週の画像もフラッシュ無しでフランセスさんに撮ってもらった写真です。

ところでこのライブに行く途中、いつも使う耳栓を自宅に置いてきたのに気がついた。



この耳栓はPro Plugという製品。普通に売っているものと違い、あまり音を遮断しない。もともとウォータースポーツ用に作られたものだけれど、程よく音をカットするのでミュージシャンが使うようになった。僕が使っているのは真ん中にとても小さな穴が空いているもの。これによって高音が聴こえやすくなっている。

今度の火曜日もまた同じメンバーで演奏します。近郊にお住まいの方、是非お越し下さい。

Arthur's Tavern

今年の冬景色

2007年01月20日 | アメリカあれこれ
ニューヨークもようやく冬らしくなってきた。曇り空だったけれど、空気が澄んでいて気持ちよかったので、ミッドタウンからユニオン・スクエアまで歩いてみた。



5アベニューと42ストリートにある市立図書館では日本の絵本展が開催されている。日本人だけれど、こんな旧字体は見た事がない。



途中あちこちの建物を撮影している時、最近建てられたビルの外観が東京や上海のビルに似ているような気がしてしょうがなかった。



ニューヨークのビルとしてはこういうのがイメージ的に合っている気がするけれど。





ユニオン・スクエアでは2001年9月11日以降、反戦集会が頻繁に行われた。












昼時になったので、28ストリートにあるカレー屋に。ここは10年以上前に借りていたリハーサルスタジオの向かいにあり、当時は良く食べに来ていた。今日は数年振りだったので、まずまだ営業していたのに安心。



これは10年前からのお気に入りメニュー、茄子とトマトのカレー。



去年の夏、立ち並ぶ高層ビルの中にポッカリ空いた空間と、そのすぐ横にあった「Woodstock」の文字がなんだか面白くて写真に撮った。そのポッカリ空いた空間はもう埋まり、もう一つの巨大な棒が建とうとしていた。


散歩日和

2007年01月15日 | アメリカあれこれ
数日前に久しぶりに冬らしく3℃くらいになったものの、また暖かい日が続いている。
この日は天気が良かったので、カメラを持って散歩した。



道端のあちこちには、今年の役目を終えたクリスマスツリーが。



なかには役目を終えたサンタもいたりして。



季節には関係無いけれど、これほど落書きされたものを久しぶりに見たので。



この画像の下部にある鱗状の雲、今頃ニューヨークで見るのは珍しいかもしれない。これも温暖化の影響だろうか?


契約切れ寸前で通話不能に

2007年01月07日 | ニューヨークあれこれ
昨日起床した途端に、厄介なことを知った。寝ぼけ眼で携帯電話を手にすると、見慣れた待ち受け画面の8割方を覆った白い四角形の中に、信じられない英文が。

"Insert sim." 「SIM カード(GSM方式携帯電話用のICチップ)を御入れ下さい。」・・・・・・あの、それが入ってるから今まで電話できたんですが?

どうやら一晩中、指一本触れずにいた携帯電話のチップが翌朝いきなりお亡くなりになったらしい。
携帯電話だって精密機械なのだから、落としたり、水浸しにしたら壊れた、というなら納得もするけど、何時間も1ミリたりとも動かさないでいて、なんでいきなり?

ちなみにこの携帯電話の2年契約があと3週間で切れる。まさかそれを見越しての時限爆弾的故障か?
とにかく、つい最近固定電話を解約したので、これが無いと電話できない。ありえなさすぎる。自分の留守番メッセージを他人の電話機からチェックするなんて、日本滞在中、ぢゃぁないんだから・・・。

速攻で電話会社に電話したら、この状態ではチップを新たに購入するしかないとのこと。当然その時いっそ電話機を変えようかと考える。確かに新品チップの値段に5ドル上乗せしただけで変えられる機種はあったが、なんだかアップグレードでなくてダウングレードってことになりそうでやめた。それに来月契約が切れた途端に他の会社に移れば、最新機種をタダで貰えるし。(正確にはタダぢゃないけど)

実際不便だったけれど、実は「不便に思えた」というべきだったかも。生きるか死ぬかを、直接は左右しない類いの便利さは、それなしでも生きて行けると分かっていても、いざ無くなると途方に暮れる。普段の生活の盲点を突かれたというか、忘れていた基本事項の一つを思い出した気がした。

一軒家の地下室でスタジオ録音

2007年01月05日 | 音楽
三ヶ日が終わったというのに、今日の日中は10℃を越える暖かさ。夕方近くに出かけた頃でもまだ春先か?と思えるほどだった。



クイーンズの北から直接ブロンクスに渡ってすぐの地域に住んでいる、ミュージシャン仲間のトニーさん宅を訪れた。彼と奥さんは去年の夏に念願のマイホームを購入し、地下室=ベースメントを録音スタジオに改造した。



そして自分のスタジオで使おう、とトニーさんは弟さんからドラムセットを引き取ったけれど、何度も又貸されていたので皮はすっかりボロボロ。もともとギタリストであるトニーさん、ドラムのチューニングはもちろん組み立て方も良く知らないので、なす術も無くスタジオの隅にしまっておいた。

そこへきて数日前、彼のクライアントがドラムの生演奏を希望したのをきっかけに、トニーさんは僕にドラムのメンテナンスと生演奏を依頼した。ここで何故あえて「生演奏」と書いたかというと・・・ドラムのパターンに繰り返しの多い曲を録音するには、近頃すっかりお手軽でクオリティの高くなった打ち込みまたはサンプリングした音源でドラムパートを作り上げるのが殆どになったからです。



今日のメンテナンスは、皮を新品に張り替えること。と一言で片付いたけれど、実際は3個のドラムの両面に皮を張るボルトと金属の枠を全て外し、胴体や枠の内側に溜まった埃をきれいに拭き取り、際ボルトに機械油なりワセリンなりを少量つけ、滑りを良くしてから締め、ドラムの音が出るようにチューニングする、と結構手間がかかる。またスネアドラムにはその他にスナッピーという、螺旋状の針金を7~8本束ねたものを下の皮に当てるので、下の皮を取り替えるにはまずスナッピーを外し、最後にそれをまた都合の良い位置に戻さないといけない。

スタジオの一角にある、防音した3畳ほどのブースにドラムをセットアップ。トニーさんはそのブースを主にボーカルやアコースティックギターを録音するために作った。もとい、正確には彼のお父さんが、壁作りからガラス張り、防音窓、電気配線の全てをしたそうです。ちなみに彼のお母さんが作るイタリア料理はとてもヘルシーで美味しいです。仲が良くて頼りがいのあるトニーさんのご両親は、トニー夫妻宅から歩いて行ける距離に住んでいます。



しっかり録音できるようになったドラムセットで演奏したのは、カントリーっぽい早めの2ビートのオリジナル曲。中途半端な小節数が所々にあったけれど、いかにもカントリー!という構成のおかげでなんとなく先読みすることができ、初めて通しで曲を聴いた時に録音したテイクを含めて2テイクでお役目完了。トニーさんやクライアントのエドさんとは、友達としても音楽仲間としても随分長い付き合いなので、仕事をしつつも楽しい時間を過ごすことができた。



To Tony and Ed: You would not know what a f**k I wrote on this blog, but I can tell you THIS for sure: as you could see on these pictures, it was FUN working on these drums and recording that song. Thanks a lot! Nice f**king card game...

年明けのタイムズスクエア(新宿高島屋の、ではなくて)

2007年01月02日 | 音楽
ニューヨークに移り住んでから13回目の年明けで、初めてタイムズスクエアでのカウントダウンを体験した。正確に言うと、年越しのテレビ中継でお馴染みのクリスタルボールが見下ろせるホテルの最上階で演奏してました。

大晦日のタイムズスクエアとその周辺は、夕方早くから車は勿論、歩行者も自由に出入りできなくなる。なにしろ朝8時から場所取りする人が押し寄せるので、そうでもしないと大変な事になる。僕の仕事場はその規制区域のど真ん中なので、楽器は前日に予め搬入した。

当日は演奏開始の3時間も前に自宅を出立。その日ニュースで、夜7時以降は地下鉄の最寄り駅が封鎖されると知ったからだ。7時前に最寄り駅に着いたものの、2つあるうちのタイムズスクエアに近い出口は既に封鎖されていた。





目的地は7アベニューの45丁目と46丁目の間。7アベニューと49丁目にある地下鉄の出口からは、そのまま南へ3ブロック行くだけだ。でもアベニューは通行止め。しかたなく30メートルくらい西に歩きブロードウェイへ。ここから3ブロック南へ行けば7アベニューに合流するので、握り占めていた通行許可証をお巡りさんに見せたら、あっさりOK. おぉ、ラッキー。

あともう1ブロック行って左に曲がれば到着!という角で、NGが。しょうがないので8アベニューまで大回りして、漸く目的地のホテルに到着。そこでもホテルへ入りたい人の列があったけれど、先ほどの通行許可証ですんなりパス。まぁ、このホテルから出た許可証だから、すんなり通してもらわないと困るんですけどね。





上の画像にあるのはカウントダウン広場(本当にこう呼ぶのかどうか?)で、車道に設けられた鉄枠内にギュウギュウ詰めになった人達が盛上がっていた。



アメリカでの大晦日は、夜12時のカウントダウンが最も盛上がり、その後1時間程であっさりパーティは終わり、店は閉まる。



この日も例外ではなく、夜中の1時を待つまでもなく、演奏はお開きになった。実はその直前まで、バンドリーダーとシンガーが、タバコを吸いに外へ出たっきり警備員に入れてもらえなくなってしばらく立ち往生したらしいのだけれど、まぁそれ以外は特にトラブルもなく、無事2006年の仕事納めと2007年の仕事初めを終える事ができました。



しかし、「宴の後の~」とは言ったもので、カウントダウン直後のタイムズスクエアはゴミにまみれていた。

夜中の1時ではまだまだミッドタウン中に沢山の人がいるわけで、帰りたくてもタクシーなんてまず捕まらない。その辺のバーで一杯引っ掛けて、騒ぎが収まるのを待とうとしたけれど、静かに呑める店が、まるで無い・・・。あるのは激混みで、パーティー音楽をガンガンにかけて、大勢の客や店員が踊り狂っているところしかない。

そのうち腹が減ってきたので、テーブルに座りながら呑もうとしたが、そういうレストランは大抵がとっとと閉まってしまい、営業していても、"The kitchen is closed."の店しかなかった。結局また地下鉄に乗って帰り、自宅でワインを引っ掛けました。

今年もよろしくお願いします。

Year 2007: Wishing you a happry new year

2007年01月01日 | アメリカあれこれ
明けましておめでとうございます。
更新は不定期だし、コメントにもコメントバックしたりしなかったりでしたが(すみません)、昨年中このブログをご覧になって下さった方々、ありがとうございました。
頂いたコメントは全てしっかり読んでいますので、これからもよろしくお願いします。

こちらはこれから大晦日の乱痴気騒ぎが予想されるタイムズスクエアで仕事に出かけます。なんでも2005年より3百万人多い観光客がニューヨークにいるそうです。

今年が皆さんにとって良い年になりますように。