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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
芥川氏の小説は、読んでみますと、
コンピュータ・プログラムを想起させるような
構成を取っております。
始点から終点まで、ある目的のために、
手順を追って展開していくのです。
論理の筋道が、実に、はっきりとしております。
こういう手法では、書き手も読み手も、
長いものには閉口することでしょう。
長いものだと、書き手にとっては、
可能かもしれませんが、
読む方が混乱を起こして、
ついていけないのではないでしょうか。
短篇小説における芥川氏は、
優れたシステムエンジニアであり、
プログラマーであると思います。
論理とは、たった一筋の道すじを追うことです。
つづく