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おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


ひっそりと板橋地蔵尊の大祭へ

2022年01月25日 22時48分00秒 | 小田原のいろいろ
コロナ禍のため一昨年から露店なしの規模縮小での開催となってた板橋地蔵尊の大祭が
今年の1月は露店OKとなりまして。

感染者が激減していた昨年秋の決定だったのでどうなることやらと心配してましたが
23日は例年よりは少ないものの無事に露店が立ち並び、
お客さんも午前中から大勢歩いていてホッとしました。


でも私は23日は用事があって参拝できず、24日に1人ひっそりと先祖供養へ。



もともと翌24日には参拝客は少ないのですが
コロナ禍だとさらにひっそり。





人が少ないので地獄絵もゆっくり見れて



十王様にものんびりと手を合わせられました。


おびんづるさん(身体の悪い所を撫でる羅漢像)は感染防止のため引き続き拝観中止。

しばらくお会いしてないです。


次の大祭は8月。

地蔵尊もそうですが、
今年の小田原のお祭りはいったいどうなることやら。
まったく予想ができない状況です。








お地蔵さんと秋葉さん

2021年12月15日 23時48分00秒 | 小田原のいろいろ
もう紅葉はだいぶ終わってしまったんだけど
せっかく散歩してきたので


板橋のお地蔵さん。
ちょっと遅かったなぁ。

正しい名称は宗福院地蔵堂。
香林寺の末寺として箱根湯本に開かれた宗福院の地蔵堂を後にこの地に移したもの。

旧東海道に露天が立ち並ぶ毎年1月と8月の大祭はコロナ禍のため規模縮小中。
なお市内の方はこの地蔵堂のことも祭りのこともただ「お地蔵さん」とだけ呼ぶ。







落ち葉でいっぱいのゴミ袋がたくさん並べられてた。
お掃除大変そう。




お地蔵さんの脇の小道を通って秋葉さんへ。
秋葉山量覚院。
北条氏の後、小田原に入った徳川家康が初代小田原藩主大久保忠世に命じて静岡の秋葉大権現を勧請させた。

地元の人は「秋葉さん」と呼ぶ。たぶん「山」ではなく鈴木さんや佐藤さんのような「さん」感覚。




ちょっと淋しくなってるけどまだまだ綺麗。









境内は少し高い位置にあってプチ山歩き気分を味わえる。



滑り台もある。
子供の頃大好きだった。



敷地内のクレヨンの森保育園。
秋葉山の山主が園長先生。
かつて私も通った保育園。その頃は光明保育園といった。

秋葉大権現は修験道の神であり火伏せの神なので毎年12月にはこの銀杏の広場で火祭りが催される。
闇に高々と燃え上がる炎と法螺貝を吹き鳴らす山伏達の姿はとても幻想的。
子供の頃、いつもは穏やかな園長が山伏の格好をしてるのが不思議でちょっと恐ろしく感じた。

火渡りには一般の人も参加できる。
私はやったことはないけどいつだったか父と妹と甥っ子が参加した。みんな足裏に結構な水ぶくれができたけどそれが防火に効くんだとか。

この火祭りもコロナ禍のため昨年に引き続き今年も中止。
来年は全ての祭りが復活できるといいのだけど。





小田原文学館の紅葉

2021年12月06日 23時28分00秒 | 小田原のいろいろ

ウォーキングコースなのでよく庭を通らせてもらう小田原文学館。
平日は訪れる人も少なくひっそりとしている。


1本だけ鮮やかな紅葉






銀杏は今ひとつ。
なんか剪定が変。



なんという名前のみかんなんだろう?
こぼれ落ちそう。



尾崎一雄邸。


白秋童謡館の庭園。



この日はいつもより庭ですれ違う人が多かった。
熱心にスケッチされてる方もいた。



長興山 稲葉一族の墓と樹叢を歩く

2021年12月04日 23時34分00秒 | 小田原のいろいろ
長興山は紹太寺の山号である。
紹太寺から徒歩10分くらいの山中に小田原市指定天然記念物のしだれ桜があり「長興山のしだれ桜」として近隣で有名なので、寺の名より長興山という山号の方がよく知られている。

(画像は紹太寺ウェブサイトより)
紹太寺は小田原藩主稲葉正則が寛文9(1669)にこの地に建てた一族の菩提寺で、七堂伽藍を備え、黄檗宗では関東一と言われた。

残念ながら幕末の火災でほとんどの建物は失われたが、
大伽藍のあったところは現在そのまま畑になってるし、一族の墓石も位置もそのままだし、おまけに開山の鉄牛和尚ゆかりの樹叢も昔ながらの姿を留めている。

長興山といえばしだれ桜しか知らない方達がほとんどだろうが、実は桜の季節以外も十分に散策の楽しめる自然と歴史に溢れた場所なのである。



寺を出てすぐのところにある「母の里石段公苑」入り口の階段。
稲葉一族の墓地や樹叢やしだれ桜含む長興山敷地の総称らしい。
この母というのは稲葉氏出身の春日局のこと。


階段はつらい。上から振り返ると怖い。



第二の階段。
ほんとつらい。こんな感じで全部で300段以上。
最近なるべく階段避けてたのに久しぶりに一気にやってしまった感。
これじゃ膝痛治らないよね。



階段の途中に石地蔵跡。




ここには池があった。橋は昔のままの姿で残ってる。


主要伽藍跡

たぶんここは禅堂があったあたりじゃないかと。 



伽藍跡は畑になってる。いつか発掘調査してほしい。


最後の階段。
この先が稲葉一族の墓。




階段の手前、このあたりに立っていた木の名を記した刻銘石。
左の瓔珞桜というのがしだれ桜のこと。


荘厳な空気に気持ちが引き締まる
この右手には御霊屋の建物があった。





春日局の墓(供養塔)は中央の大きな五輪塔。
これらの石塔は平成26年に倒木により崩れ修復に3年かかってしまい、その間は立ち入り禁止となっていた。



墓を出て樹叢へ向かう。
次々と刻銘石が現れる。





ここから500メートル登ったところに牛臥石がある。
私は何年か前に一度チャレンジしたのだけど急な沢道で途中道なき道になったり、疲れ切ってしまい挫折して戻った。
この日ももちろん行かない。というか行けない。



鉄牛和尚の寿塔。
ごめんなさい。今日はもう階段無理なので下から手を合わせた。





写真では伝えきれないこの素敵な雰囲気。






帰り道はしだれ桜の前の道路を下った。

樹齢350年を越えるしだれ桜はこの季節に見るといかにも老木といった具合で痛々しく寂しげ。

これからもどうか元気で美しい花を咲かせ続けてほしい。



松永記念館の紅葉

2021年12月01日 23時23分00秒 | 小田原のいろいろ
今年は酷い猛暑だったせいか紅葉が遅いように感じてた。
でも染まり出してみると、やっぱりいつもこのくらいだったと納得してしまう適当な私の季節感。
きっと来年も猛暑を理由に早いだの遅いだの言うに違いない。

と、見頃がよく把握できないままこの間の日曜日(28日)ブラブラと紅葉散策。
松永記念館へ。




大欅の前。
人に聞くとまだちょっと早いので今週終わりくらいが良いみたい。


でもじゅうぶん美しい。


これはもう真っ赤っか! ってことでいいですか?









今週中にもう一度見に来ようと思う。