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おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


鈴木さん宅のざる菊園

2021年11月15日 23時20分00秒 | 小田原のいろいろ
今年も久野の鈴木さん宅のざる菊園を見学してきた。


相変わらず素晴らしい。
例年より見頃が1週間ほど早かったようだが、私が見に行った11日はまだほとんどの鉢が満開状態。




最近は南足柄市や他の市でもざる菊を育てるところが増えているが、ここのお庭以上のものは見たことがない。
これが個人のお宅だというのが本当に驚きだ。







どうしたら毎年こんなに見事に咲かせられるのか、維持できるのか、そのご苦労には頭の下がる思い。
毎年美しいざる菊を見せてくださりありがとうございます。



鈴木さん宅から道路を挟んでお隣の総世寺にもお邪魔した。


総世寺でも鈴木さんご指導の下で何年か前からざる菊が育てられている。
今年はだいぶ鉢が増えたようで見応えあった。




私は総世寺にはとても思い入れがあるのだけど、話し出すと長くなるのでまた別の機会に。




とある10月のふらふら散歩

2021年11月02日 22時57分00秒 | 小田原のいろいろ
厳しい残暑が終わってもポカポカ陽気が続いて季節感が狂ってしまいそうなこの頃。
それでも秋は順調に深まってくれている。


お堀端通り。
今はもっと紅葉が進んでる。



三の丸ホールにも相変わらずよく寄っている。



こういう小さいのもプロジェクションマッピングと言うのかな。
ずっと見てると楽しい。


いまだにこの辺通ると
えっ!ココハドコ?!って思っちゃう。


慣れないのよこの景色。
ミナカできてからほんと小田原駅前は変わった。


9月と10月にミナカ7階のクリニックでコロナワクチン接種。
綺麗な気持ちいいクリニックで案内もスムーズ。おかげさまで副反応もほとんどなくホッ。



足湯のある14階からの眺め。
ミナカができるまでは小田原駅をこんな上から見ることはなかったので新鮮。

足湯はいつも混んでてまだ利用したことない。
平日の午前中なら空いてるかな。
近いうちスカイダイニングも入ってみたい。


きんじろう広場で市電に乗る

2021年09月12日 23時24分00秒 | 小田原のいろいろ
三の丸ホール内覧会の後、きんじろう広場の前を通って帰った。


正しい名称は「箱根口ガレージ 報徳広場」なのね。
国道1号線沿いの箱根口バス停近くに今年3月にオープン。手がけたのはきんじろうカフェや、私が最近お気に入りのカフェ三の丸でおなじみの報徳二宮神社。

狭いスペースながらカフェ、ショップやミニ庭園があり、何より水色と黄色の鮮やかな車両が目を惹く。たぶん初めて見る人はギョッとするんじゃないかと。東海道には異質な光景だ。



この車両は昭和31年まで小田原ー箱根板橋間を走っていた路面電車。
廃線後に長崎県で使用され、今年小田原市のSDGs事業の一環として里帰りが実現したとのこと。

私は電車関係すごく疎い。これ読んでもなんかよく理解できない。なんで150から202になったの?


3月のオープン時はコロナ対策のためとかで車内には入れなかったのだけど
いつの間にかドアが開いてる…知らなかった。


さっそく入ってみる。
誰もいないのでちょっと恥ずかしいが。





祖父母や親からチンチン電車の話はよく聞かされていたし古写真もさんざん見ているけど色までは知らなかった。
なんとなく、水色と黄色は長崎で塗られたのだと思い込んでたからこの写真見て驚いてしまった。
小田原にいる時から水色だったなんて。
こんなカラフルなのが走ってたなんて想像すると楽しい。  







オープン時よりはだいぶ根づいてきた感じの庭の植物。


カフェにはまだ入ったことないのだけど、食事もばっちりできそうなのでその内にぜひお邪魔したい。
魚食べたい。



小田原三の丸ホールOPEN

2021年09月10日 22時23分00秒 | 小田原のいろいろ
9月5日、小田原市の新しい市民ホールである「小田原三の丸ホール」がオープンした。

今までの施設、小田原市民会館は昭和37年の開館。なんと私が生まれる以前だ。
平成になる頃には老朽化は見るに忍びない状態になって、新ホール建設の検討はずっとされていたのに、実現には30年以上もかかってしまった。
色々思うことはあるが、まぁとりあえずできて良かったね、が大多数の市民の意見ではないだろうか。


完成前からちょくちょく見ていた外観。
9月11日まで内覧会が開かれており内部を見学できる。


割とシンプルな入口。



大ホール入口。

大ホール。
自由に席に座って見学できる。



私はミュージカルが好きなので、ここでミュージカル鑑賞できる日が楽しみ。



3階からの眺め。
天守閣まで見渡せる新しい展望。

シンプルシンプル。


こちらは小ホール。
現在は西相展の作品が展示されてる。


小ホール前、小田原の木工職人たちの作品。
思わず見入ってしまった。素敵。


楽屋みたいなとこも見学できる。


廊下にも西相展の作品が。


ガンダムマンホールの紹介。



1階オープンロビー。
シンプルな木のぬくもり。余計なものはない。


バッジもらった。




帰りにはもちろんCafe Sannomaruに寄る。


お堀の向こう側、馬屋曲輪からの眺め。



荒久をあるく

2021年07月11日 23時01分00秒 | 小田原のいろいろ
ふと海を見たくなり早川港に行った。


長雨で増水した早川でくつろぐサギ達


早川港は増設?工事の真っ最中。警備員がいて入れない箇所多く、釣り人が何人かいたこの辺りでようやく海の近くに出れた。

この足元は以前は海だった。港の形が変わってる。小田原ちょうちんの灯台が近くなってる。

港の海がつまらないので荒久(あらく)を歩くことにした。
私はかつて小田原城三の丸にあった産院で生まれ、3歳か4歳まで荒久に住んでいた。
引っ越した後も荒久の知人宅に遊びに通っていたので市内でもとりわけ思い入れが深い土地だ。
道いっぱいに干された魚網の臭いや砂に足をとられた広い砂浜、登山の真似をして登った土塁跡、荒久を通るとそんな失われた光景がわりと鮮明に浮かぶ。


半世紀前と変わらないこの階段


階段の先にある小さな細長い公園。
南町なぎさ公園という名は最近ついたのだと思う。昔は名前なんかなかった。


この公園は小田原藩の台場の一部だった。
台場はほとんど消滅したけれど、ここはほんの少し面影が感じられる。



もちろん昔は西湘バイパスはなく、公園から海岸が広く見渡せた。
現在はバイパスの工事中だとかで海岸に降りることさえできない。


またまた全く変わってない階段


和多利稲荷という小さな神社。
「わたり」という名の神社は色々な当て字でたまに見るけど、神奈川近辺では少ない気がする。


訪れたのは3年ぶりくらい。境内に人工芝が敷かれていて驚いた。雨の日も滑らなくていいかも。


なんだろう?この石?



お社は海岸(南)を向いてるので道路から見るとこんな感じ。
この石垣は小田原城総構の土塁の名残りと言われている。
荒久の海岸沿いの道には総構の遺構だと考えられてる箇所がいくつかある。
私の住んでいた家の前にも土塁があって、子供達の良い遊び場になっていた。


右手を流れてるのは小田原用水。
塀に囲まれているのは建築家横河民輔の別荘だったところで、この屋敷も総構の跡とされている。


横河氏の別荘跡から鍵の手に2回曲がる道。
ここも土塁跡。


曲がった左手は大蓮寺。
小田原城落城後に切腹を命じられた大道寺政繁の母親による中興開基。



小田原七福神の福禄寿様がいる。


不思議な閻魔様と五輪塔


おだやかな法然上人


大蓮寺向かいの細道からようやく海岸に出れた。でもここは荒久海岸ではなく御幸の浜だ。昔のように荒久の浜に気軽に出ることはもうできないのだろうか。

小石がゴロゴロしてて歩きにくいので散歩には向かない。