「チャレンジ33」

日々の生活で感じたことを綴っています。

前縦隔腫瘍(胸腺腫)4/5

2019年06月15日 | 日記

 6月15日(土) 

 手術で摘出した標本の病理組織学検査の結果が、

主治医から説明されました。

病名:胸腺腫 タイプ B2、

正岡分類:1期 でした。

詳しくは、「近畿中央呼吸器センター診療部」に掲載されています。

腫瘍の大きさは、18mm×18mm×6mmでした。

 タイプB2は、良い方から、A, AB, B1, B2, B3, C 

の6つの中の4番目です。

手術による「腫瘍の取り残しはない」ということで、

放射線照射は必要ない(おすすめはしない)であろうと

先生から言われました。

 再発の可能性もあるので、10年間の経過観察が必要とのことでした。

差し当たり、半年後の11月に、血液検査、造影剤入りCTスキャンを

しましょうということで、予約を入れました。

 これから、徐々に運動を始めて、身体を維持していくとともに、

規則正しい生活や、ストレスを減らし楽しく気長にやっていこうと考えています。

くまさんからは、「笑い」が身体に良いとのコメントを頂きました。

 以下は、読売新聞への投稿記事です。

 


前縦隔腫瘍(胸腺腫)3/5

2019年06月15日 | 日記

 6月15日(土) 

〇5月7日(火)に入院しました。

 入院の受付を終えた後、胸が多少痛い時があったことを伝えたせいか、

先生が念のためと考え、心電図の検査がありました。

その後、手術にそなえて、脇と胸と腹の除毛をしました。

夕食は、普段通りに食べました。夕食後は、絶食しました。

〇5月8日(水)

 朝6時に起きました。7時に術衣に着替え、8時に手術室へ入りました。

麻酔の準備を始めましたが、結構時間がかかりました。

2回針を刺したと思います。液が入りますと言われて、麻酔が効いてきました。

8時50分:麻酔開始。9時45分:手術開始。12時30分:終了。

手術時間:2時間45分。

 手術の日の夜が、大変長く感じました。時間が経つのが、ものすごく長かったです。

5分が何時間もかかる感じでした。

両手に点滴の管、口に酸素マスク、左横腹にドレーンの管、

背中に硬膜外麻酔の管があり、

そのため、ほとんど眠ることができませんでした。

痛みは薬を入れているせいか、それほどでもありませんでした。

痰がのどにつまること、口がカラカラになりました。

看護師さんに口に水を入れてもらって、うがいを1回しました。

寝返りは、看護師さんに手伝ってもらってしました。

この手術をした日の夜が一番つらい日でした。

〇5月9日(木)

 朝、先生が見えて、水が飲めるかチェックをして、OKということで、

水を飲みました。昼食は、重湯、スープ、コーンジュース、リンゴジュース

でした。

 その後、看護師さんが尿管に入れている管を抜き取りました。

大きく息を吸って、息を吐くタイミングで、管を抜きました。

抜く時は、これまでに経験したことのない変な感じでした。その後は歩く練習です。

夕食は、お粥、おかずでした。

夜は、左横腹のドレーンの異物感がすごくて大変でした。しかし、態勢を変えて、

枕も上手く使うことで、4~5時間眠ることができました。

ドレーンをつけているため、トイレは、看護師さんを呼ばないといけないので、

心苦しかったです。

〇5月10日(金)

 朝、歯磨きを自分でしました。

先生が、ドレーンを抜きました。息を吸って、息を吐くタイミングで

抜きました。少し、縫ったと思います。その後は、異物感もなく気持ちも良くなりました。

ようやく、手術が終わりました。

「振り返ってみると、、、」

 全身麻酔やメスのこと等を考えると、

初めての入院・手術で不安と心配で頭の中が一杯でした。

しかし、手術前・手術後共に色々な事柄について、医師から丁寧な説明があり、

質問に対しても快くわかりやすく回答を頂き、大変満足をしています。

手術も大変だったと思いますが、大きな問題もなく

無事に完了したと言われほっとしました。

 看護師の方には、感謝の気持ちで一杯です。

両手の甲の管・横腹の管・尿管の管・酸素マスク・

硬膜外麻酔の背中の管があって、自分の力で動けない体勢の中、

深夜に寝返りをさせてもらいました。

昼夜問わず全てのことに優しく的確に対処をしてもらい、大変嬉しかったです。

正に白衣の天使です。

 医療という重大で素晴らしい仕事、それに携わる人への感謝の気持ち、

それぞれの人がその適性や能力で自分の役目をきちんと果たすことで

九大病院が回っていて、その結果私が生かされている、

このようなことを考えさせられた貴重な1週間でした。


前縦隔腫瘍(胸腺腫)2/5

2019年06月15日 | 日記

 6月15日(土) 

 4月2日に九大病院の主治医の先生から話を聞きました。

1.病気の内容は、

「心臓の前の前縦隔という所に腫瘍ができている。

前縦隔腫瘍と言われるものである。

良性の場合は、嚢胞(胸腺嚢胞、心原性嚢胞など)で、

悪性の場合は、胸腺腫(低悪性度)、胸腺がん、胚細胞腫瘍、悪性リンパ腫など

である。どちらにしても、手術して切除しないと確定診断が難しい。」

2.手術の方法は、

「胸骨正中切開と胸腔鏡手術があるが、腫瘍と血管との距離が少しあるので、

胸腔鏡手術で出来そうである。

(距離がないと、腫瘍がくっついていて簡単に取れないのだそうです)

ただし、切除が難しい等の場合は、胸骨正中切開に変更の場合もある。」

という内容でした。

 少し様子を見ることも話の中にありましたが、

手術することは自分自身で決めていたのと、腫瘍が大きくなることが

怖かったので、できるだけ早く手術をするようにお願いしました。

手術を決めていたのは、インターネットで胸腺腫の記事をほとんど見て、

対処方法について、最大公約数の内容を自分自身で考えた結果です。

そして、手術は4月8日か9日に決まりました。

 その後、手術についての心配や不安がありましたが、参考になったのは、

くまさんの胸腺摘出入院日記」です。

この記事は、大変詳しく書かれていて、しかも私の病気と似ていたので

非常に良い情報になりました。特に、気持ちの部分や感じたことがよくわかりました。

また、術後のことで質問をした所、快く回答を頂き大変嬉しく感じました。

 


前縦隔腫瘍(胸腺腫)1/5

2019年06月15日 | 日記

 6月15日(土)

 昨年の12月頃に、胃か胸のあたりが少しつかえるような感じがしていました。

サックスを吹く時も、何か100%息が吸えないような、今までと少し違う感じでした。

胃に問題があると考えて、今までよりしっかり噛んで食事をするようにしました。

その後、新しい年になり1月23日に義父の他界等があって、忙しくしているうちに、

病院にはいけず、そのままにしていました。

 2月の下旬に、やはり同じような感じが続くので、胃の病気だと考え、

田川病院内科に行って、血液検査、尿検査、レントゲン、CT、胃カメラ等で検査を

してもらいました。

その結果、想像していた胃には全く問題がなく、

CTによると、「縦隔の心臓の前の部分に影がある」と言われ、びっくりしました。

それで、MRTの検査を指示され、3月20日の予約を取りました。

 MRTの検査では、心臓の前の胸腺という部分に3cm程度の腫瘍ができていて、

なかに水のような(密度から考えると)ものが入っている、「胸腺腫の可能性がある」

と言われました。再度血液検査の後、家に帰ってインタネットで調べて、

手術する方法がベストであるということを知り、田川病院に呼吸器外科は設置されていないので、

九大病院の呼吸器外科に紹介状を書いてもらうように決断しました。

そして、3月27日に病院に行って血液検査の結果等を合わせて考えると、

「胸腺がん」ではないと考えられると言われました。

そして、医師から「胸腺腫の疑い」という病名で紹介状を書いてもらいました。

次回は、4月2日に九大病院に行くことになりました。

(1/3終了)