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日本酒ピンバッジ倶楽部

日本酒ピンバッジ倶楽部で活動、2024年に解散。日本酒ピンバッジのコレクター・プロデュースもしています。

茜孔雀 新政酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-23 16:05:16 | 秋田の酒

「茜孔雀(アカネクジャク)」貴醸酒 秋田県 新政酒造 

 新政酒造HPに、2010年、三代目の貴醸酒「陽乃鳥」は、商標権の問題から「風の森」の許諾を得るまでの間、「茜孔雀」と名称を変えて再スタートしたとあります。

 「茜孔雀」は、より濃厚な味わいを達成するため酒母を、いわゆる「秋田流生酛」といわれる、山廃と生酛の中間のような製法のものを用い、培養乳酸菌を導入したことで、生酛由来の酸味の増強がフルーティーとなり、甘みの高さと相まって適度なフレッシュさすら感じられ、総合的なバランスをレベルアップしたそうです。

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陽乃鳥 新政酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-22 17:10:25 | 秋田の酒

「陽乃鳥(ヒノトリ)」貴醸酒 秋田県 新政酒造 

日本酒造りの最終段階は酒米・水を合わせて発酵した「醪」を搾ることにより造られますが、この醪を作る段階で麹米と蒸米を複数回に分けて加えていく作業は、「三段仕込み」では順に初添え(はつぞえ)、仲添え(なかぞえ)、留添え(とめぞえ)と言われています。          

 最後の留添えは通常、蒸米、麹米、仕込み水を加えますが、この留添えで、仕込み水の代わりに日本酒を加えて造られるお酒が貴醸酒です。             

 仕込み水ではなく、アルコール成分のある日本酒を投入するので、糖を分解する前にアルコール度数が高くなるので、酵母の働きが弱くなり発酵力が弱まります。      

 そのため糖化の働きが発酵より強くなり、とろりとした甘口の酒が仕上がります。          

 日本酒で酒を仕込む醸造法は平安時代の古典「延喜式(927年)」に記されている造りと同じものですが、現代の技術は1973年(昭和48年)に国税庁醸造試験所(現在は独法酒類総合研究所)で故佐藤信博士開発され、汲水の代わりに清酒を全部または一部を用いて造る清酒を「貴醸酒」と名付けられました。

 この「貴醸酒」をいち早く商品化したのは「華鳩」で知られている広島県の榎酒造でした。      

 さて、新政の「陽乃鳥(ひのとり)」は、ほかの貴醸酒とは一線を画す新政らしい味わいで、通常、貴醸酒は甘口で濃醇な味わいを特徴とし、長期熟成酒され紹興酒のような飴色のものもありますが、新政の貴醸酒は、大体1年弱の熟成で出荷されるため、とろりとした甘味、それを引き締める酸味の、甘酸っぱさが魅力です。 

       

   発酵中のお酒が、さらに発酵し、生まれ変わっていく様を「ひのとり」になぞらえ、火ではなく「陽」としての暖かさを感じ、不死鳥というには、オレンジ色を使ったシンプルで可愛らしくシンボル化された鳥のラベルです。   

陽乃鳥ボトル画像は、新政酒造株式会社オフィシャルサイト参照

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涅槃龜 新政酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-21 14:02:17 | 秋田の酒

「涅槃龜(ニルガメ)」秋田県 新政酒造

 涅槃龜(にるがめ)は、麹ならびに掛米とも、精米歩合90%前後の低精米タイプの純米酒で、ほとんど磨いていない米の酒造りは、雑味が発生しやすく難しいのですが、吟醸造り技術の著しい進化が、定番同様のエレガントさを保ちつつ低精米らしい質実剛健な味わいに仕上げているそうです。

 先日、大阪で開催された奈良酒のイベントで蔵元の方もお話しされていましたが、酒造技術の進化のおかげで低精米の純米酒の複雑な味わいが、日本酒ファンの方々にも楽しんで頂けるようになってきたとの事です。

なるほど・・・。

 

涅槃龜ボトル画像は、新政酒造株式会社オフィシャルサイト参照

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天蛙 新政酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-20 22:04:29 | 秋田の酒
 新政酒造では、お酒の個性とメッセージ性を酒質とネーミングに込めていて、デザインにはオリジナリティと和洋折衷感を大事にしているそうです。たしかに、飲めば酔うほどにその世界に近づくような気がします。
 
「天蛙(アマガエル)」秋田県 新政酒造
 
 
光沢のタイプは第8世代以前に作られたピンバッジだと思います。
裏面:最近の物は光沢がなく銀のタイタックで、初期に作られたピンバッジは光沢があり金のタイタックになっているようです。
 
 
 「天蛙」はアルコール濃度10%以下で薄にごりの、低酒精発泡純米酒です。
 HPを拝見すると、瓶内二次発酵酒なので生存酵母によるアルコール発酵が進み、瓶内の圧力が高まるために貯蔵や管理もマイナス5度以下で行われているそうです。
 新政酒造では、このような低アルコール清酒も、工業的な製法で造られるのではなく、伝統製法の応用で醸され、醸造用乳酸や酵素剤、無機塩類など原料記載の不要な添加物は一切使われず、製造工程が非常に困難なので
5~7月に少量出荷されるのみだそうです。
 
 残念ながら、私はまだ「天蛙」を飲んだことがありません。
 チャンスがあれば是非にと思っています!
 
天蛙ボトル画像は、新政酒造株式会社オフィシャルサイト参照
 
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亜麻猫 新政酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-19 20:11:05 | 秋田の酒
 秋田の日本酒との出会いは、私の現役時代に秋田出張の時にたまたま入った永楽食堂でした。
 壁一面にお酒のメニューが張ってあり、隣に座った人やお店の方にあれやこれやと勧められ、私はすっかり酩酊してしまいましたが、翌日は悪酔いする事もなくすっきりした気分でした。
 何より「こんな日本酒があるの!」と、その旨さに驚きつつも、ピンバッジ好きとしてはその日本酒瓶のラベルデザイン、ロゴマークが気になったのです。
 従来の日本酒ラベルの和のイメージから、一線を画したデザインで、私は東洋的な仙界や雅楽の世界観を感じました。それが新政酒造さんのお酒です。
 
そしてピンバッジもありました。毎年の新酒頒布会で配られているそうです。
 
「亜麻猫(アマネコ)」秋田県 新政酒造
 
 新政の中でも、最も個性的な作品「亜麻猫」は、清酒用麹に加え、強い酸味を持つ焼酎用麹(白麹)をも用いて醸されており、日本酒離れした酸味が楽しめるお酒で、スピンオフとしては瓶内二次発酵を行った活性濁り生酒「亜麻猫 スパーク」があります。
 
 
 何より面白いのは、新政酒造では、お酒の個性とメッセージ性を酒質とネーミングに込めていて、デザインにはオリジナリティと和洋折衷感を大事にしているそうです。たしかに、飲めば酔うほどにその世界に近づくような気がします。
 
亜麻猫ボトル画像は、新政酒造株式会社オフィシャルサイト参照
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