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千葉大好きなおじさん!!!!

横芝光町を中心に田舎ライフを楽しんでいるおじさんです!
台湾から来日してN年になりました、とにかく千葉大好きです!

世界史を変えた13の病❗

2020年05月12日 06時19分38秒 | 地方再生の試み
ナチュラル・クラスタがお送りする、自粛期間で田舎ならではの過ごし方提案第四十弾:
😷早く元気になって、歴史上最悪の疫病とそれと戦ったヒーロー達💪
邦題は:世界史を変えた13の病❗ジェニファーライト著、鈴木涼子訳。

この本は、ローマ帝国の時代から現代に至るまで、大きな影響を与えた感染症に対して人々が示した反応が描かれている。中世のダンシングマニアのように患者の参画できる共同体を形成できた例もあれば、20世紀のスペイン風邪のように病の危険性が隠蔽された例や、逆にハンセン病のように過剰な差別と結びついた例もある。

腺ペストは14世紀に2千万人から5千万人、ヨーロッパの人口のおよそ30%がこの病気で死亡した。ヨーロッパの国々に及ぼした影響は、歴史の極めて恐ろしい章の一つとして記憶されている。

1851年から1910年の間に、イングランドとウェールズで、実に400万人が結核で死亡した。地中海の温暖な土地を訪ねるのは、それが“結核患者の最後の望み”と言われていたからである。結核は現在も存在している、ワクチンを作るのに16セントくらいしかかからないが、購入単価は3ドル13セントで、今もなお周辺諸国に被害を与え続けている。

1918年に、世界中で5千万人がスペイン風邪で死亡したが、スペイン風邪はほぼ確実に、カンザス州ハスケル発祥の、アメリカの疫病である。約67万5千人のアメリカ人が死亡した。4年続いた南北戦争の死者数より多い。

著者は、人類が疫病にすばやく対処できるかどうかは、医師や科学者の努力だけにかかっているわけではないと強調する。“罹患者を罪人と見なして、文字どおりにしろう比喩的にしろう火あぶりにしてはならない......だが、新たな疫病が発生したとき、私達は300年前と全く同じ過ちを犯す”実に考えが深い話です🤕