かずにぃに抱かれている間、私は何度も泣いた。
トオル君への想いを捨てきれない私に、かずにぃはただ何も言わず、肌を絡め、彼自身を刻んでいった。
肌を重ねる度に、トオル君に対する罪がどんどん澱のように重なっていく・・・。
意識が朦朧とし始めた頃、長い夜が明け、光が部屋を満たしていった。
私は、鉛のように重くなった体をベッドから起こし、
「学校に行かなくちゃ・・・」
と、制服に手を伸ばした。
「大丈夫か?ハルナ」
かずにぃは手の先にある制服を手繰り寄せて、私の胸元に置いた。
「つい、嬉しくて、無理をさせた・・・。ごめんな」
かずにぃは私の胸を弄りながら首筋にキスした。
私たちが階下へ降り、リビングへ向かうと、ママが既に朝ご飯を作っているところだった。
「おはよう、ハルナ。・・・・・・かず君もいるんでしょ。呼んでいらっしゃい」
ママは私の方を振り向かず、包丁で野菜を刻みながら言った。
「おはようございます。おばさん」
かずにぃは私の肩に両手を置いて言った。
「昨晩は勝手なことして、すみません。
・・・だけど、オレ、本気ですから・・・。
ハルナのこと・・・」
ママは野菜を刻むのを止め、こちらを振り向くと、
「あなたがいい加減な気持ちではないことは分かっているわ。
だけど、これだけは約束して頂戴。
ちゃんと、ハルナを大切にするって・・・。
高校を卒業出来なくなるようなことはしないでね」
それだけ言うと、「さ!ご飯、出来ているから食べてって」と、かずにぃと私を無理矢理席に着かせた。
「ママ・・・」
私はそれだけ言うと涙がこぼれて止まらなかった。
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トオル君への想いを捨てきれない私に、かずにぃはただ何も言わず、肌を絡め、彼自身を刻んでいった。
肌を重ねる度に、トオル君に対する罪がどんどん澱のように重なっていく・・・。
意識が朦朧とし始めた頃、長い夜が明け、光が部屋を満たしていった。
私は、鉛のように重くなった体をベッドから起こし、
「学校に行かなくちゃ・・・」
と、制服に手を伸ばした。
「大丈夫か?ハルナ」
かずにぃは手の先にある制服を手繰り寄せて、私の胸元に置いた。
「つい、嬉しくて、無理をさせた・・・。ごめんな」
かずにぃは私の胸を弄りながら首筋にキスした。
私たちが階下へ降り、リビングへ向かうと、ママが既に朝ご飯を作っているところだった。
「おはよう、ハルナ。・・・・・・かず君もいるんでしょ。呼んでいらっしゃい」
ママは私の方を振り向かず、包丁で野菜を刻みながら言った。
「おはようございます。おばさん」
かずにぃは私の肩に両手を置いて言った。
「昨晩は勝手なことして、すみません。
・・・だけど、オレ、本気ですから・・・。
ハルナのこと・・・」
ママは野菜を刻むのを止め、こちらを振り向くと、
「あなたがいい加減な気持ちではないことは分かっているわ。
だけど、これだけは約束して頂戴。
ちゃんと、ハルナを大切にするって・・・。
高校を卒業出来なくなるようなことはしないでね」
それだけ言うと、「さ!ご飯、出来ているから食べてって」と、かずにぃと私を無理矢理席に着かせた。
「ママ・・・」
私はそれだけ言うと涙がこぼれて止まらなかった。
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