私の古い大切なお友だちが、脳に腫瘍ができてしまい、そのことでとても苦悩し、
そして私もまたショックを受けていましたが・・・。
結論から言いますと、彼女は腫瘍切除の手術を受けるため、明後日10日から入院することになりました。
一時は、手術せずに生きていこうと、考えた彼女でしたが、
絶え間なく続く恐怖にどれだけさいなまれたことか。
ヒーリングの世界や、民間療法やありとあらゆる治癒の方法を探りつつ、
彼女なりに考え、それでも迷っていたときに、やはり脳腫瘍の切除手術を受けたある方から
こう言われたと言うことです。
「この先、二人の子供を育てていくのに、本当にその腫瘍を持ったまま生きていく覚悟があるの?」
この一言は、かなり彼女の心をえぐりました。
とるのも不安、でもとらずに生きていくのはいっそう不安、
もし万が一、とらずにいてその腫瘍が大きくなり、本当に取り除かねばならなくなったとき、
もう手遅れだったら・・・
と彼女は恐怖に押しつぶされそうになりながら、何度も自問自答を繰り返して、結局手術することを決断しました。
先週の金曜日に、電話が来て
「柄にもなく風邪引いちゃったりして、それに今は誘われても出かける気も起きないし、なんだかね・・・」と、かなりナーヴァスになっていました。
今回もやっぱり気の利くことがひとつも言えなかった私でしたが、
電話越しに、今の私の「水の戯れ」を聴いてもらって、そして
「入院中も、いつでも夜でも電話してね。気晴らしになるんだったらいつでも電話してね」と言ったら
「ありがとう、そうするね。ピアノ、すっごく綺麗!」と喜んでくれました。
手術の成功と、彼女が元気で帰ってきてくれることを祈るのみです。