乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

夢のような結婚記念日♪

2005年03月13日 09時21分03秒 | 日々・暮らし


昨日3月12日は、11回目の結婚記念日でした。
結婚した頃や、フランス料理など習っていた頃は、この日のみならず、何かと理由を見付けては色々なお店に夫と食事に出かけていましたが、
ここ数年は、結婚記念日に二人で、心から行きたいお店で食事をするようになりました。
私は普段マクロビオティックをやっていますが、昨日はお肉もお魚も、甘いものも食べる日(笑)と決めて、楽しみにしていました。

昨日伺ったお店は、札幌市中央区にある「レストラン虫狩」
実は、こちらは私が約7年間お世話になったお料理教室でもある場所です。
シェフの奥様でもある里美先生は、ここでサロン形式のお料理教室を開いていて、私はフランス料理、テーブルセッティングなど学んでいたのでした。
以前はホテルのシェフをなさっていた虫狩さんにも、イタリア料理とフランス料理特別コースでお世話になり、また夫とはそのホテルへも何回か食事にも行っていたので夫婦でお知り合いなのです。
今のレストランを開店されたのが2002年の秋。それから二年以上経って、やっと夫と食べに行くことができました。(^^ゞ

昨日の札幌は雪がちらつき、時々突風が吹くという、いやなお天気でしたが、
落ち着いた店内と従業員の方のきびきびした対応、
そして何より里美先生とシェフの変わらないお姿と笑顔に心癒される思いでした。

昨日いただいたお料理は・・・。
アミューズグール三点盛り(伊勢エビのビスク、ゆり根のアイス・カソナードと黒胡椒添え、ジャガイモ自家製ニシンの薫製みそ漬け和え)、前菜(オマール海老のゼリー寄せ魚介の新鮮なサラダ、鴨のフォワグラ大根)、魚料理(活アワビ、活オマール海老のソテー)、肉料理(子羊背肉の
グリル)、チーズの盛り合わせ、デザート(三点からチョイス、私たちはチョコとキャラメルのムースを)、コーヒー、紅茶、エスプレッソ付。プラス、モエ・エ・シャンドンをハーフボトルで♪
という、豪華なコースでした♪

どのお料理も素材の持ち味が生かされ、そして味付けが本当に絶妙!薄すぎず濃すぎず、
私と夫は懐かしい虫狩シェフの味にしみじみ感動しながら、舌鼓を打ったのでした。


オマール、子羊、デザート。盛りつけもお皿も美しいです。


外は吹雪でしたが、店内から眺める風景は幻想的でしばし時間が経つのを忘れそうでした。

今も、二階では規模は縮小したものの、お料理教室はやっています。
悪天にもかかわらず、満席で盛況なレストランで美味しいお料理をいただいていたら、
懐かしさが込み上げ、私は涙が出そうになりました。
今の私がピアノでがんばっていること、大きくなったびびのことなど、
里美先生もとても喜んでくださり、話は尽きないのですが、名残を惜しみつつ、
レストランを後にしました。

「やっぱりシェフのお料理は美味しいね」と帰る途中も、ずっと夫と話していました。また、大切な日の折にはぜひ、伺いたいと想います。


さて、昨日の記念日に夫がプレゼントしてくれました。
昨日出かける際の服に、どうも合うネックレスがないと言うことで、行く途中で買ってくれたのです。
本当に夢のような結婚記念日でした。(^_^)

でも・・・元々アルコールが×な私・・・。シャンパンのせいで実は昨日の夜は頭が痛かったんですけどね。^_^;


焦らず、きちんと、ゆっくりじっくり

2005年03月13日 08時27分34秒 | ピアノ・音楽


昨日はレッスンでした。
もう、昨日のレッスンは「基礎をきちんと」それだけです。(笑)

「水の戯れ」。
先週言われたことを、曲がりなりにも意識してこの一週間やったつもり。
まず、一通り弾いて、最初の16分音符と32分音符のリズムの取り方、最後他、ペダル踏みっぱなしの際のタッチの気遣いについて言われました。
冒頭は、なんだか自分でいろいろやるうちに変な意識が?生まれてしまって、この箇所に相応しくない、リズム感で弾いているように・・・。^_^;
ひとつには指の入り方の不均等さに原因があったのでまずそれを是正し、スムーズに流れるように。
ペダルを長いこと踏みっぱなしの箇所はコーダ以外にも数カ所ありますが、「ペダル踏みっぱなしだから楽でいいわ」と思ったら大間違い。(~_~;
音がすべて残るので、本当にその音たちが綺麗に美しく響いていくように、ここでも同じ長さの音符が均等に、けっしてひとつの音が余計に残ったりしないように、等の細やかな気遣いが必要になってくるのです。
まったく、そう言った意識が欠落していた私・・・。(-_-;)
で、この、「そこにある音をきちんと楽譜通りに弾く」という基礎の基礎とも言えることの大事さを、次のことでも。
さらに細かい64分音符のわずか半拍分のスケール、軽くふわっと弾きたい箇所ですが、最初が高い音の装飾音から始まり、すぐに低い位置に降りてから昇っていく、と言うスケールで、どうも中のいくつかの音が抜けがちになり、粒が揃わずに苦戦していた場所でもありました。
ここでは、指おのおので違う腕や手首のポジショニングを、きちんとしてどの指もちゃんと鍵盤に入っていくようにしていくことを教えられ、それを頭に置いて弾いてみますと、
\(◎o◎)/!
まだ完全に揃ってはいないものの、音が鳴るようになり、くっきりとした線が見えてきて美しいのです!

一時、押しつけがちのタッチになり、今度は指を次々離すタッチを心がけていたこと。また、音やフレーズのまとまりでの重軽を考えていたため、この箇所は極力さらっと、浅いタッチで弾こうとしていました。なので、今回言われた「きちんと弾く」という指摘は、正直少しとまどいました。が、押しつけがちなタッチが改善され、良いタッチになってきたところに(実際、いくつかのところでとても綺麗な音で弾いているとも褒められました)、それでは今度はそのタッチでどう弾いていくか、と言う意識が必要になってくる。
そこが私には全然足りなかったんです。
前よりも進歩した段階で、そこでさらにきちんと基礎を調えることで
さらに曲が磨かれることを、先生は教えてくださったのでした。どこまでいっても、いかに基礎が大切か、深く感じました。

「エオリアン・ハープ」。
先週、ひっぱたきすぎの大きい音符の弾き方が、どうもつかめません。特に、fやffのところは柔らかくと思うと音量が出ないし、強くと思うとやっぱりきつく怒鳴ってしまう・・・。^_^;
昨日はまずそこを先生に尋ねました。鍵盤は深く打つ、そしてあとは腕の関節の使い方。それを効率よく行い、最大限の効果を得るための姿勢、と、とても具体的に教えていただきました。
と同時に、周辺の音やバスの音にも気を配って弾き方を変えていくこと。。。
さっそく、最大に盛り上がっていく箇所で何度かやってみましたが、これがなかなか難しい。それでも前よりは良くなってきました。弾く箇所によって、その場に相応しい体制に素早く変える、これを念頭にこちらは練習です。

両方の曲ともに、ペダルなしの練習を、とのアドヴァイスも受けました。
なんとなく、それらしく弾けてきて、ついごまかしがちな箇所が本当にいくつもあります。(^_^;)そこを丸裸にして、基礎を調え直す。根気と忍耐?がいることですけど、絶大な効果があることですので、根性で(^◇^;)取り組んでみます。

今年の色々なことの日程が決まってきており、焦りの気持ちが出てきた私。
真にいい演奏をするためには、今は何をやらなくてはいけないか、を
とても痛感させられたレッスンでした。
焦らず、きちんと、ゆっくりじっくり・・・肝に銘じます。