乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

歯医者さんのクラシック

2005年03月01日 22時50分33秒 | 日々・暮らし



今日の夕食。
かぼちゃのネギ味噌まんじゅう、ほうれん草の油揚げ包みごぼうあんかけ(以上「菜菜ごはん」参考)、切り干し大根煮、お味噌汁(紫芋、玉ねぎ、ねぎ、ワカメ)、玄米ごはん、お漬け物。

今日のニュースによると、札幌の降雪量は509センチ。
三月の積雪量は、昨年より50センチも多いとか・・・。

で、その中を今日も歯医者に行きました。我が家から徒歩30秒、
びびの幼稚園時代のお友だちのお宅、家族ぐるみでお知り合いのH歯科医院。

そのH歯科医院では、いつもクラシックが流れています。いわゆる有線ですね。
どういう選曲がなされているかは全く知りませんが、ピアノ曲、他の器楽曲、室内楽曲、交響曲など非常にアットランダムに次から次へと切れ目なしに曲が流れていきます
今回の通院初日にラヴェルのソナチネ第三楽章が流れて、大好きな曲だったのでとても嬉しく想っていたら、次の通院時には一楽章、その次の通院時は二楽章が流れてきたのを聴くことができました。日時もバラバラなのに、ソナチネ全部通して聴くことができて、本当にビックリし、なんだかすごく得したような気がしました。(笑)

ピアノ以外の曲でも好きな曲はたくさんありますけれども、やはりピアノの曲につい聴き耳を立ててしまいます。(^^ゞ
先日は「パスピエ」と「夢」が連続で流れて、しばしドビュッシーの夢想の世界に浸りました。
そして、今日は「あ~あ、また雪が降ってきたわ。積もりそうだなあ、いやだなあ」と想いながら窓の外を流れているところへ、静かな前奏とともにショパンの「子守歌」が。
心洗われる調べと、ちらちらと降る雪の情景が相まって、私は思わずウルッと来そうになってしまいました。(^^ゞ

想えば、普段は「今日は何を聴こうかな?」とか「今日はこれを聴こう」と
まず自分の意志があって、音楽を選択しているのがほとんどですが、
音楽の方が、何の前触れもなしにこうして心の中に飛び込んできてくれるというのは、
けっこういいものですね♪(全く逆の場合もありますが^_^;)
ましてや、それが自分の好きな曲だったりすると、もうたまらない・・・。
ピアノ以外でも、曲名がわからなくても、本当にその時の自分の気持ちにピッタリ沿うような曲が不意に流れてくると、涙が出そうなくらい感激します。

H歯科医院は、レーザー治療を行っていて、痛みもなく(突っつかれる程度の刺激はありますが)、あのいや~なドリル音も一切ないのでいつも心乱れることなく(笑)いられるのですが、
寄り添うように流れるクラシックも、患者さんの心をより穏やかにしてくれていると想います。
私の治療は、一番調子の悪かった左下の歯茎は終わって、今は主に歯全体の汚れ落とし、もうすぐ虫歯になりかけている右上奥歯の治療に移ります。
歯医者さん通いはもうしばらく続きますが、「今度は何が聴けるかな?」というのが、通う楽しみのひとつになっています。