８月２０日（木） 信州へ（３） 諏訪湖の灯篭流し

　８/１６日。乗鞍から下りて、駐車場隣の温泉に入る。
何時帰っても良いが、８月１６日は帰省ラッシュのピークだ。
　急いで帰らずに諏訪湖の灯篭流しを見て帰ろう。
それが終わっても道路は夜どおし混むだろうから１７日にゆっくり帰ろうとなった。
　諏訪湖に着いたのは灯篭流しの開始直前だった。
スピーカーで読経が流れ、湖面に見る見る灯篭が増えていく。

諏訪湖の灯篭流し

.

　この日諏訪湖畔では何ヶ所かで灯篭流しが行われているが、
この岡谷市の天竜川の水門近くは対岸と適度な距離があり灯篭流しには多くの人が集まる。
　山の中腹は中央自動車道。左方向が諏訪湖ＳＡだ。

.

　風もなく静かに湖面に灯篭が増えていく様は厳粛な気持になる。

花火が始まった

　２０分程で灯篭が流し終えたのだろう、突然闇を切り開くような音と光で花火が始まった。
　子供たちは最初からこの花火を待っていた。灯篭流しが始まった直後からあちこちで
「花火まだ」と聞いている子供の声がしていた。

.

照らされる度に 別の世界が

　私は花火そのものをあまり撮ろうとしていなかった。
花火の明りに照らされた人の姿を見ていた。

.

　花火の色や明るさが変わる度に別の見え方がしてくる。

闇に思う

　花火が終わってもとの暗さに戻った。
花火に照らされた世界が実の世界だったのか、この暗闇が実の世界なのか。
　哲学めいて思うのは、お盆のせいか。

　信州シリーズ、明日で最終回です。