やはり、今場所の稀勢の里は違います。
完全に立ち遅れて、
琴欧洲の突き押しに一気に土俵際まで追い込まれ、
相撲内容は完敗。
しかし、咄嗟の身のこなしで体を入れ替え、
逆転の突き落としで九死に一生を得ました。
何かを成功させるときは、
運が味方についてくれることがありますが、
昨日の稀勢の里の勝利は運によるものではなく、
反応よく体が動けているからこそ。
これから終盤に向けて、
もっと厳しい土俵が続きますが、
今の心技体のバランスを維持できれば大丈夫。
大丈夫!
さて、新大関の琴奨菊ですが、
8連勝はお見事。
素晴らしいの一言です。
相撲内容もとっても充実してます。
ただ、問題は今日から。
本人は、大関の勝ち越しは10勝だと言ってますが、
現実的には、8勝での勝ち越しで、
大関の地位は守られたわけで、
この安心感が心にスキを作らなければいいのですが。
ここまでくると、何勝とか言う数字ではなく、
千秋楽まで白鵬との優勝争いを続けることが、
大関としての責務。
新大関には酷かもしれませんが、
ほかの大関陣がこんな状況なので仕方ありません。
ただ、それを達成できたら、
一気に次のステップに進めますよ。
期待しましょう!