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ペンギン本レビュー・『ペンギン紀行』

2006-02-05 15:54:28 | ペンギン

今日紹介するペンギン本は、『ペンギン紀行』。野生のペンギンを追って旅した写真付き紀行文です。著者は、当ブログでは何回か紹介している鎌倉文也氏。

この本を語るのに、恰好のフレーズは、本の帯に書かれている言葉。

「まるでマイアミビーチのような暖かそうな海に なんだかのんびりと、 幸せそうに歩いているペンギンたち。 私は、絶対にこの場所に行ってみたいと思いました。」

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そうなのです。ペンギンファンにとって、ペンギンを見に行く動機付けとは、こういう理由で十分なのです。

ちなみに、作者は念願叶って、帯のイメージ通りの場所に到達しました。その場所とは、80年代に国際紛争の舞台になったフォークランド。この本の表紙を飾っています。

本では、フォークランド(主にキング、イワトビペンギン)を始め、南米パタゴニア(マゼランペンギン)、南極(エンペラー、ヒゲ、アデリーペンギン)の旅行記を収録。いつか野生のペンギンを見に行きたい!と思う人には参考になる、現地での人々とのふれ合いや、撮影苦労話が満載です。こういう話って、ペンギン写真集じゃ分かりませんからね。

著者はペンギン写真家なので、紀行文にしては文章に比べて写真の比率が高めなのも嬉しいところです。

鎌倉文也、東京書籍、1998年、¥1,680.

※ 次回は、「ブログ人のトラ場」を掲載予定です!


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