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ペンギン本レビュー・『恋するペンギン』

2006-02-02 19:01:46 | ペンギン

今日紹介する 『恋するペンギン』 は、ペンギンの写真集です。基本的には、以前当ブログのレビューで紹介した 『ペンギン・ラブ』 と同様、ラブラブ状態のペンギンが満載されているという、フラれたばかりの人には禁断の(!)ペンギン本。ペンギン写真も、鎌倉文也氏で同じ人。

『ペンギン・ラブ』とどこが違うかといえば、文章を坂崎千春氏が書いているのです。坂崎さんといえば、以前当ブログで紹介したペンギン絵本(紹介記事 その1その2その3)の著者で、JR東日本のSuicaペンギンのデザインでおなじみ。このコラボレーションって、ペンギン本ファンにとってはゴールデンコンビかも!?と思えました。

 Pen_kois

感想ですが、… … 文章が、ちょっとイマイチ(さかざきさん、ごめんなさい)。というのは、ペンギンが、種類毎に単発のラブ(?)ストーリーになっているのですが、話の展開がちょっと強引。あと、1つのストーリーでキングとエンペラーをあえて同一種とみなしているので、キングペンギンだったはずの主人公が次のページではエンペラーにチェンジしちゃったりしてます。

この辺は好きな画を描ける絵本と違って、限られた既定の写真を使わなければいけない写真集の一つの限界かもしれませんねー。坂崎さんの絵本は好きなだけに、残念です。(坂崎絵本は、良書だと思います。)

ただし「ペンギンの写真集」と割り切って考えるなら、十分満足できるものといえます。個人的にペンギンのラブラブ度は『ペンギン・ラブ』よりも上だと思います。

鎌倉文也(写真)、坂崎千春(文)、ぴあ出版、2003年、¥1,680.


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