すいませーん間が開きました。
箱根の温泉入りに行って、帰宅後もバタバタしてました。
温泉でも更新する勢いで行ったのに、まったりしちゃってダメですねー。


橋は壊された。
どっかん。

と、我が夫は言った。
この時点では、強い口調ではあったけれど、怒鳴ってもいなかったし、着席したままだった。
私に言わせれば、この時点で勢い良く怒鳴ってくれた方が、まだしも怖くないと思う。 夫は素直な性格で、少なくとも家庭内では、嫌なことや腹立たしい気持ちを隠そうとはしないのが通常だから。 敢えて抑えた表現をするというのは余程怒り心頭。 我々はたいがいケンカの多い夫婦なんだけど、それでも私に対してそんな態度に出たことはただの一度も無い。 いつだって素直にぽんぽんと怒り、時に言いすぎて、後から謝るようなひとだ。
だいたい中国人は日本人に比べて、一般的に感情を露にしやすい人々だという印象がある。 飽くまでも私の個人的な見解ではあるけれども、よく言えば素直で正直、悪く言えば直情的でブレーキが利かないタイプが多い。 人に言われたことや、あるいはメディアの言い分に対して、真っ向から受け止め、怒る。 日本人だと、怒る前にワンクッションあって、そこで分析するなり感情を誤魔化すなりして、激しい表現に至らないことが多いと思うのだけれど。
夫は、社会人としては相当温厚で周囲に適応するタイプ。 たぶん、若い頃から外国人の間で働いてきたせいだろう。 しかし家庭では、人並み以上に素直で真に受けやすく、妻としては面倒くさいなあと思うこと半分、素直さは強さだと感心すること半分ってところ。
そんな彼の感情を押し殺した口調ってねー・・・
どう考えても嵐の前の静けさというか、爆弾に到達する前、導火線を火が走っている状態だから。
どういうつもりか、と言われた義弟は、吠えた。
エイヨォ、とは言わなかったが、つまり吠えるような勢いで叫んだ。 さすがハナ子に可愛がられて育っただけのことはある。
「その女の態度がサァ・・・」的なことを言ったのはわかったが、後半聞き取れなかった。
それに対して夫は、がたん、と椅子を動かして立ち上がった。
そして猛攻撃。
怒鳴るでもなかったんだけど、何しろ彼の肺活量は素晴らしく多い。
朗々と、膨大な量の言葉を理路整然とぶつけていく。
これまで私達の間に起きた出来事と、双方で意見が食い違っている点、ハナ子の主張には明らかな矛盾があるにも関わらず、義弟がそのことを無視して嫁(=私)ばかり悪く言っており、根拠無くそのようなことを言われるのが不愉快であるという話。
あーあ・・・。

そういう人間相手にケンカするときは、全く別の視点から見たことに話を持って行くとか、フェイントかけるとか感情に訴えるとか、とにかく奇襲系で行かないと勝ち目は無い。 理屈に長けているけれども、気遣いに欠けていたり、鈍いところもあるひとなので、ケンカの全容を冷静に見れば、必ずや穴のふたつやみっつ、開いている。 そこを不意打ちで滅多打ちにでもしない限り、まず、ケンカって言うケンカになれない。
考え無しの義弟が、そんなに上手にケンカできるはずもなく。
義弟の発言は、
「オマエの嫁が母ちゃんを虐待したんだよ!!!」
「なんだこのやろう!!!」
この二つだけになってしまい・・・。
ただそれだけをひたすら叫び続けて、会話には全くなっていないというのは、本当に意味の無いことだと私は思うんだけれど、夫が何をどう言おうとも義弟の態度と発言は変わらなかった。 こういう態度、嫌になるほどハナ子そっくり・・・。
膠着状態から脱したのは、それを見ていたハナ子が、義弟を押さえつけるようにして止めに入ったとき。

えぇー・・・っ。
ハナ子、演技派

そこで可哀相な母親ぶるかね?
義弟はそれを信じているのだろうか? 心から?
そのあたりは定かではないが、とにかく義弟は戦意を喪失したかのように、静かになった。 そして彼は、部屋から出て行こうとした。
するとハナ子、義弟に体当たり・・・じゃない、一応すがりついて、とでも言っておくか、とにかく義弟に身体ごとぶつかっていって押さえつけた。

って。
何でそうなるか???
疑問に思ったのは、勿論私だけではなかった。
「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうよん」に続く。


格安の宿だったんですけど、お部屋に露天風呂ついてて子連れには最高でした。
うちの子温泉大好きで、かなり熱くても平気みたい。
日本人遺伝子ですかね?
意外と落ちてなくて大感謝です→人気ブログランキング
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