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日本の技術者。金と待遇につられて、韓国企業に転職するべきではない。

2012-09-11 22:43:51 | 韓国に言いたい。中国にも、日本にも。
サムスングループによる日本人技術者引き抜きの様子をネットで知った。
東京、横浜、大阪に各10人前後のサムスンのヘッドハンティング部隊が常駐していると言う。それが最近、上にリストをあげて、検討するのではなく、決定権のある役員が直々にヘッドハンターに働きかけ、年収の交渉に応じて採用のスピードを早めているという。

所属部署、年齢(30―50代)、会社と自宅の電話番号、メールアドレス、実家の住所などしっかり個人情報をつかみ、最先端の領域を持つ日本企業、ソニー、パナソニック、シャープ、東芝、ダイキン工業、三菱電機などがターゲットとされている。

技術者に提示される処遇、役職は取締役。年収は6000万~1億円、契約期間は3~5年。年収とは別に契約金が数千万円支払われる。専属秘書と運転手付きの車が支給され、30坪超の家具付きマンションが無償貸与される。日本への帰省費用、家族の韓国への招待等も会社が実費負担する。

ソニーやパナソニックの技術者らによると、日本では部署や職種、残業の有無で多少違いはあるが、40代技術系社員の年収は800万~900万円前後。業績の悪化により人員削減、一律賃金カット、優秀な人材ほど士気が下がるという。所属部署の縮小が決まったある国内メーカー技術者は「将来が不安。好きな研究が続けられグローバルな製品に採用されるチャンスがあるなら、条件次第では韓国勢への転職もありうる」と漏らす。


今、瀕死で話題になっているシャープだけではなく、話題に上っていなNECもシャープと変わらない状況にあると聞く。おそらく日本の先端企業のほとんどが同じ状況に近いのだろう。
こういう企業は当たり前に年功序列的なリストラ、また希望退職を実行しているのだろうか。年齢が高くとも国益を担うような技術者を大切にするべきだと思うが。日本の業績悪化で難しい状況だが、みんなが収入、役員待遇にひかれるとも思えない。研究と言う到達点のない技術の達成を夢見ている人も多いと思う。そういう人を日本企業は失うべきではない。
3~5年で利用されるだけ利用されてポイ捨てされる人生がいいはずはない。そのポイ捨ての見返りが日本で経験できない、わずか3~5年の夢のような役員待遇だ。

韓国ドラマのような幼稚な夢に、技術一辺倒だった人はひかれてしまうのか。
日本企業の責任も多いと思う。

サムソンはわずかその3~5年間に彼らに支払った金額で、日本企業が投資した、膨大な年月と資金の研究費を使うことなく、日本企業の先端技術を手に入れるのだ。
ヘッドハンティングされた日本の技術者は、日本人故、その金額に見合った働きをしようと、また、向上心を持った韓国の未熟な技術者に教える喜びを感じ、まじめに取り組むだろう。

役員待遇を味わった彼らは、自らの向上はもう望めないだろう。ただ今まで身につけた技術を、国益を損なうにもかかわらず、伝承するだけだ。まだまだ先を目指せた技術の夢を、向上心を自ら終わらせてしまうのだと思うのだが

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