存在の不思議、無常の力

キャリアコンサルタント、田中道博のブログです。
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巧言である必要はないけれど

2013年06月15日 | キャリア
私たちは「自身を知る」ことを意識せずに日々を過ごしてはいないでしょうか?自分が思うほどには自分自身のことを知らなさすぎる。そう感じることがあります。

この「自分自身を知る」ステップのサポートをすることが私たちキャリアカウンセラーの仕事なのでしょう。

本日、学生さんと接していて感じたことは「上手く伝えなければならない」といった焦りや義務感のようなものです。

でもそれはなんてことはない。そんな飾りごとよりほんとうの意味で自身の長所・短所について自己一致を伴って語れるかどうか。これこそが大切なことだと思うのです。

面接は台詞の記憶力を披露する場ではない。

そこには巧みな言葉は必要ないけれど、自分を知りいかにさらけ出すことができるか。それを証明する場なのです。

就職活動は、これまでの経験や実績だけを評価される場ではありません。それよりも「これから」の可能性を如何に示し得るか。

今までできなかったことを語る必要はない。でもこらからしようとすることと、その方策を語る場です。

不器用でもいいのです。「思い」や「魂」が証明される前提は、素直さ、純粋さであり、決して「巧みさ」ではありません。

巧言である必要はない。
そこに必要なことはある意味の「開き直り」です。

自分が自分であるためのいわば「自分理念」。
簡単ではないけれど、そういう意味での「自分探し」は常に求められていることなのかもしれません。