日本には、伝統野菜と呼ばれる、その地域固有の野菜が全国各地に見られます。それらの野菜は江戸や明治の昔から自家採種され、種は固定種として、脈々と受け継がれています。先日のブログで触れましたが、2ケ月前の日曜日に、手持ちの伝統野菜の種を交換し合う「たね交換会」が、あるオーガニックレストランで開かれ、私も7種類のたねを頂くことができました。その中にあった「加茂菜」という初めて聞いた種が気になりネット検索してみると、千葉県・市原市加茂地区の伝統野菜であることを知りました。一般的にアブラナ科の野菜は、他の野菜に比べて交配しやすいようで、「加茂菜」の場合は、栽培の土が変わると、葉の大きさや、色合い、葉脈が変わってしまうことになり、それが「幻の野菜」、と呼ばれる要因となったようです。このように、生産地の名前にちなんで「加茂菜」と名づけられ、地域のブランド野菜、地区独自の食材として、大切に育てられている野菜だったのです。それは、ちょうど、私たちが10年前から江戸東京の伝統野菜として復活運動を行って、上野原の農園で毎年栽培を続けている「内藤とうがらし」と同様の存在であるわけです。ところで、タネをお持ちした方が熱心に栽培を勧めていただいた「加茂菜」のタネですが、「たね交換会」の翌週に、じゃが芋の隣の畝に播種と、トンネル掛けを行いました。その後の生育の状況は、トンネル内の写真で、ちょっと分かりにくいのですが、ご覧の写真の通りです。この地の気候、風土、土質の中で、元気に育つと嬉しく思います。それと、「幻の野菜」、ということもあり、ぜひ味わってみたい野菜でもあります(ストロー・ハット)。
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うまく育たなかったソラマメ、焼いて食べた。甘くて柔らかで、素晴らしい出来上がり。収穫量を増やすべく挑戦する勇気がもりもり! レッドブーツ