農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

絵となった 種まく人と なって蒔く

2018-10-03 12:27:03 | 日記
種蒔きの畑に立ったとき、大地と共に力強く生きる農民の生活を描いた、ルネッサンスや印象派の農民絵画を思い浮かべることがあります。とくに、「種まく人」という同じモチーフで描かれたゴッホとミレーの作品には、脳裡を離れ難い魅力を感じます。種を蒔くという行為が描かれた絵画には、宗教的な意味合いも背景にあるといわれますが、蒔いた種が発芽し、豊かに実り、収穫の時を迎えるプロセスには、生命のドラマが秘められているからでもありますね。大股で大地に歩を進め、力いっぱい種を蒔いている農夫のダイナミックな姿。種を蒔く農業と生命の原点を、構図が物語っているとも、考えられます。この構図と、とくにゴッホの色彩に共感を覚えて以来、小麦の種ではなく、たい肥や石灰を左わきに抱え、「種蒔く人」のように精を出しているのです。この秋は、台風の間隙をぬって、食いしん坊四人組は、まず小かぶと、ほうれん草の種まきを行いました。気温も、地温も、予想通りの高さのお陰で、一週後には3割方の発芽が実現。振り返ってみると、この秋は、土サラサラで肥沃な畝が出来上がっているように、自我自尊ですが思われます。ピアンタも、怪我が癒え快調そのもの。「ピアンタ」さんも、操縦快調。「レッドブーツ女史」と、「レデイバード」さんの畝作りも、ナカナカ。自分の農園が、一番の出来と思いたい(ストロー・ハット)。