農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

さかな雲 空を広げる 白さかな

2018-07-09 08:34:12 | 日記
7月1日、日曜日の朝7時、日野駅前ロータリー。日記的な状況としては、ここからドラマが始まりました。いつものように「ピアンタ」さんがハンドルを握るウインドウ越しに、大きく広がる真っ青な空。これは巻積雲と呼ばれ、気象庁の発表によれば、この雲は、空気がゆっくり上昇するときに発生しやすい傾向があるようです。正確な定義や区分けはないのですが、巻積雲はとても多くの雲片が魚が群れを成すように構成され、見た目の感じから、鱗雲とか、鰯雲とか、鯖雲とか呼ばれており、空いっぱいに広がるワリには、すぐに消えてしまう特徴をもった雲。この種の雲が現われると、天気が下り坂になり、雨の降る予兆とも言われますが、これも、予兆の働き?上野原インターを降りる頃から、少しづつ雲が形を変えてきました。多少の形は変っても、上野原の青い空と鯖雲は健在で、河川敷に竿を下す釣り人たちの空高く、鯖雲が泳いでいました。鯖とか、鰯とか、鱗とか、雲が広がる青空には、心安らぐものがありますね。それと、最近のモータリゼーションの高まりの成果でしょうか。河川敷には山梨ナンバーだけでなく、東京をはじめ、関東各地の車が駐車され、川辺が賑っていました。この河川敷はかつて、与謝野鉄幹と与謝野晶子の2人が散策を愉しみ、200句以上の歌を作り上げた有数の地。詩情というか、情緒あふれたロケーションですね。この桂川流域の眺望や、緑の木々と青い空。私たちは今日も、農園の愉しみに加え、桂川の気候風土を満喫してしまいました。その点、桂川の鮎釣りを愉しみ、モータりゼーションの愉しみを享受している釣人の方々と、野菜作りにモータリゼーションの恩恵を受けている、私たち農園仲間は、嗜好を同じくした存在でありますね(ストロー・ハット)。