あれもこれも

あれもこれもやらなくちゃ...なのに遅々として進まない日々。一体どうなっているのだろう?小さな日記です。

ポルトからコインブラへ

2011-08-19 12:08:20 | 散歩・旅行
●7月11日(月)
観光最後の日です。
私達の旅行は同じホテルに長く泊まって、そこを起点に行動しているので、
楽ではありますが効率は悪いです。
この日はコインブラに行ったのですが、ポルトからリスボン方向に戻ることになります。
コインブラはポルトガルで、リスボン、ポルトに次ぐ第3の都市です。
コインブラ大学は1290年に創設され、拠点をリスボンとコインブラ間で行ったり来たりさせながら、
最終的には1537年にコインブラに落ち着いたそうです。
世界で3番目に古い大学です。

 

↑ コインブラ大学・旧校舎の鉄の門(左上)は【無情の門】とも言われています。
右上は旧校舎の図書館の入口です。
図書館の内部は、壁も天井も本棚も凝った作りで、
その重厚さ煌びやかさは王宮の一室と言った雰囲気でした。
天井までぎっしりの本棚は2階建の作りで、本を取り出すのが大変そうでした。
気になったのは図書館の内部の地下牢です。どんな目的で使われたのか?
【無情の門】、窓のない地下牢..当時の学問への道の厳しさを感じました。



大学の内部(壁にはもちろんアズレージョが)↑
大学生が語らう傍を観光客が通ってもそれはごく普通のことで気にもならないようでした。



↑ 大学の回廊からの眺め、川(モンデゴ川)がある眺めはやっぱり素敵でした。




お昼は旧校舎のカフェで頂きました。
日本の大学の広々としたカフェと比べると、とてもこじんまりとしていました。
ハンバーガーが出来上がるまでにものすごく時間がかかって、
作って下さってありがとう~の気持ちでしたが、お味は..いま一つでした。



大学を見た後、旧カテドラルに行き、街を少し歩き ↑、その後は、
暑いし、もうポルトガル観光は十分したし、意欲も減退してカフェでお茶したぐらい。
電車を乗り継いでポルトに帰ってきましたが、
乗り継ぎが悪くて、行き帰りに結構な時間がかかりました。
以前は海外で列車に乗るのが負担でしたが、最近は慣れて
隣の(たぶんポルトガル人の)オジサンにもたれかかって寝てしまったりも。
「いいよ、気にしなくても」と言う表情が日本のオジサンそっくりで温かかったです。
(この時、主人は少し離れた席に座っていました。普通は隣は主人なのだけれど)



夕食は「ポルトガル最後の夜だから日本食でいい?」と又変なことを言う主人!
私は食べたくてまだ食べていなかった魚介の蒸し煮料理があったのですが、
まあ~いいかと賛成しました。
急いで予約したのが【御所】というレストラン。
(レストランと道路を挟んで立派な家が並び、ブーゲンビリアが見事でした)
【御所】のお料理は新感覚なのですが、日本の美味しさは引き継がれ、
内装も雰囲気も接客もよく素敵なレストランでした。
値段は高めですが、接待、デート、家族の集いなどポルトガル人が次々とやってきました。
私達もいろいろ注文して最後はお寿司を頂きました。
デザートは私はクリームブリュレ↓、主人は日本のスウィーツ盛り合わせ、
日本のスウィーツ盛り合わせには餡は一切使われていなくて、
わさびのアイスクリームが日本的と言えるぐらいでした。




ホテルに帰り、最上階のバーに行って、ポルトの夜景を眺めました。
思ったのはただひとつ「今回も良い旅だった、ポルトガルを旅してよかった」です。
明日は帰国の途につきます。
あと1回、ポルト空港から日本に帰るところを書いたら旅行記も終わりです。