あれもこれも

あれもこれもやらなくちゃ...なのに遅々として進まない日々。一体どうなっているのだろう?小さな日記です。

ポルトからブラガとギマラインスへ

2011-08-17 22:13:57 | 散歩・旅行
旅行記を2回お休みしましたが、また復活です!
読んで下さる方々には心から感謝です。
実際に観光したのはこの次の日(11日)まで。
旅行も旅行記も終わりに近づいてきました。

●7月10日(日)
この日はまず、列車に1時間40分ほど乗ってブラガという街に行きました。
ブラガは【祈りの町】と言われています。
日曜日だったので、教会へ行くところか教会から帰るところか、
土地の人はきっちりした格好をした人が多かったです。



駅からバスに乗り、ケーブルカーに乗り継いで、ボン・ジェズス教会に到着しました。
高台にあるので眺めがよく、教会のある環境そのものが美しく、
どこを向いてもすばらしい景色が広がっていました。
お土産やさん(入口のアズレージョ↑)は品数は少ないけれど良い品揃えでした。
ポルトガルはアガパンサス↓がとにかく多く、景色と調和し景色に彩を添えていました。



行きはケーブルカーに乗りましたが、帰りは階段を下りました。
五感の階段、三徳の階段があり、それぞれの踊り場に噴水(合計8個)があります。
ブラガは【祈りの町】+健康の町?と思うぐらいジョッキングの人が多かったです。
どこかきちんとして健康的で綺麗な街と思いました。

この日、午後にはギマラインス(世界遺産)に行くことになっていました。
ブラガから【Lousado】駅まで行き、そこでギマラインス行きに乗り換えます。
ところが..予定していたギマラインス行きが土日祝は運休なことが判明!
次の列車が来るのは1時間45分後です。
【Lousado】駅周辺は何もなく途方に暮れました。
ひとつ嬉しかったことは、
時間潰しに近所を散策していた時に素敵な丘を見つけたことです。↓




マリア様のアズレージョの門をくぐると白い小花が咲く丘があり、
上っていくと建物が見えてきて、前に回るとアズレージョで飾られた小さな教会でした。
新しいものですが、なんとも可愛い丘と教会でした。




ずいぶん遅れてしまいましたがギマラインスに着きました!
ギマラインスはポルトガル初代国王の生まれ故郷です。
「Aqui Nasceu Portugal (ここにポルトガル誕生す)」の 文字が城壁に刻まれています。
ブラガンサ侯爵館は15世紀に建てられ、いったん廃墟になり、
その後改修され、現在は公館としていろいろ使われているようです。
私達が行った日は芝居や踊りなどが発表されていました。
レンガの煙突が何本も立っていて、煙突の眺めがなんとも魅力的なのです。

この後、ギマラインス城に上ったりしましたが、
全体的に時間が足りず、ギマラインスがよくわからなかったです。
今回の旅行で9つの世界文化遺産を訪ねましたが、
世界文化遺産って何なのだろう..と何度か考えてしまいました。
歴史的意味、残された建造物、両方で評価されるものと思いますが、
観光客はまずは説得力のある景観を期待するものと思います。
歴史的意味の方が大きいと少し戸惑ってしまいます。
すばらしい景観があって、それを知識と想像力をもって見ることが出来たら、
はるか昔に生きた人の思いがぐっと近づいてくるような気がしました。

帰り道、駅への道に迷い、人に聞くこと3度! やっと辿り着きました。
乗り遅れたら次の電車はなんと2時間後!
間にあって本当によかったです。




夕ご飯はホテルのレストランで頂きました。
このホテルのレストランは外部の人は入りにくい作りで、お客さんは私達だけでした。
食べてあげてよかった~ 私達も外に行く手間が省けてよかった~
食後のコーヒーもゆっくり飲んで静かな時間を過ごしました。