6/20、いつものように家で昼食を済ませ
テレビを見ながらのんびりとしていると、てってけ先生から携帯に電話があった。
最初おそらく看護師さんか受付の方が電話をくれて、いきなり
「安部さんですか?ちょっと待ってくださいね、先生に代わります。」と言う。
先生から直接電話なんて、何事か?
あれこれ考えたが想像できず、緊張しながらメモの準備をする。
「あのー、言おうかずっと悩んだんですが、、、
やっぱりお伝えしようと思って。」と切り出し。
内容は、題名の通りNTの所見があったとのこと。
てってけ先生初診の時(11W2d)、
「首の後ろに水がたまっていた。5mmくらい。」とのこと。
その次の診察の時(13W2d)には
ほとんどなくなっていた。
先生の説明によると
NTは10Wから出る人は出て14Wくらいでなくなると言われている。
NTの所見がある赤ちゃんは、それほど高い確率ではないけれど
染色体異常の可能性があると言われている。
もし詳しく調べたいなら、クアトロ検査や羊水検査という方法もある。
とのこと。
先生の言葉の選び方や話し方からすると
・染色体異常の子が生まれる可能性を説明すること
・検査を受けるという選択肢があること
を私に「伝えて」くれた。
検査を受けた方がいいとか、そういうことではない。
話を聞いて、私は
最近東尾理子さんで話題になっていたので、クアトロ検査については少しだけ調べて知っていました。
たとえばダウン症の確率が1/82だと言われて、それを全然大丈夫と捉えるか、
大変だ!と捉えるかは、その人の価値観ですよね?
羊水検査で流産の可能性も1/300くらいある、という記事を見ましたが
それも踏まえて検査をするかどうか判断するんですよね。
あと、年齢が上がるにつれもともと確率はあがるんですよね。
私も33歳なので、それなりにもともと確率はある。
このような捉え方で間違ってませんか?
とまず確認する。
そうです、と先生。
たとえば1/80という数字は、同じように染色体異常の可能性があると言われた80人のうち
79人は何もなく生まれ、
1人がダウン症などの症状を持って生まれてくるということです。
「これで、すごく(私が)心配になっちゃうと困るんですけど。。。」
と遠慮がちに先生。
大丈夫です。話してくれてありがとうございます。
クアトロ検査は受けなくていいと思っていたんですが
先生の話もあったので、一応また主人と相談して
次回の診察の時に報告します、と言って電話は終了。
もともと、不妊治療で授かった赤ちゃんはハイリスクだという覚悟はあったし、
何にせよNTについて何も知らない。
だからショックとか心配とかいう感情は全く起こらなかった。
まず、NTについてグーグル先生とジネコ先生に色々教わってから考えるか。
ということで、それから色々ネット上で調べてみる。
一番判断基準として参考になったのは
最近好きになった産婦人科医宋美玄さんのブログ。
その前にクアトロ検査についても調べた時に
宋美玄さんの記事がとっても参考になった。→コチラ
さらにジネコでのNTについての投稿も調べていると
宋美玄さんの危惧通り、
むやみやたらに不安がってしまっている人、
中絶した人、
もちろん、元気に生まれましたよーと言っている人
それぞれいた。
中絶については2000年の前半が確かに多かった。
さて、なかなか授からなくて、臼井先生に授けてもらったこの大切な命。
仮に染色体異常の1/1という「陽性」が出た場合、
私たちから命を手放すことなんてあるんだろうか?
いや、手放すなんて遠回しの表現だな。
中絶するなんてあるんだろうか?
・・・ないない。
てってけ先生が言うかどうか迷った、ということも相手の立場を考えればよく分かる。
すぐだんなさまにてってけ先生からの電話の報告をし、
帰ってきたら一応相談しよう、と言っておく。
私が調べたネット上の記事なんかも伝えておく。
帰宅後、だんなさまは
「(検査)受けなくていいでしょ。」とあっさり。
うん。私もそう思う。
これで生まれるまでずっと不安、ってことにはならないよ。
だって、もともとハイリスク。
若くて自然妊娠だって突然死とか、障害をもって生まれるとか、何が起こるか分からないのが妊娠。
医学が進歩したって、追いつけないところがたくさんある妊娠。
だからそんなに覚悟ってものがある訳ではないけれど
別に不安もなく、
これからもワンさまが順調に育って
私の体も問題なく過ごせて
年末までには会えるといいなと思います。
てってけ先生、話してくれてありがとうございました。
今後何か異常がわかった時に、
すぐに言ってくれないんじゃないか、っていう不信感はちょっと持っちゃったけどね(笑)
でも、言うか悩んだということは私なりに理解できたし、
悩んだことによる好感も持てたし。
これからもよろしくお願いします。