おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

一年越し、やっと読めた・・・!

2019年01月04日 | 日々つつがなし

こんにちは。

パモンです。

 

去年、母が亡くなったので、喪中のハガキを出したのですが、

御一方、正月に分厚い封書を送ってこられた方がいました。

彼女は私が以前参加したシナリオ講座でご一緒した方で、

とても面白い人だったのですが、

地方に住んでおられて、とてもあかるくて元気な方なのです。

 

お会いしたのは、それ一回こっきりなのに、

毎年、丁寧な近況を知らせてくれるのでした。

私が賞を貰った時にも、いち早くメールで知らせてくれたのも、彼女。

 

地元の新聞に載っていたとのことで・・・

自分の地元だって、スルーしているのにと、

えらくその信義の厚さに感動したものです。

 

その彼女が何を送ってきたかというと、

自分の書いたシナリオでした。

 

私も以前、最終選考まで残った映画祭のシナリオ賞に

彼女も去年残ったということで、送ってきてくださったのでした。

 

でも・・・、でもね。

申し訳ないですが、私、彼女の同輩であって、

講師でも何でもないのです。

その私が、人のシナリオを批評する立場ではないですし、

あと、単純に人のは読みたくないというのがあるのです。

 

よく本を作ると、人に送ってくるじゃないですか?

あれ、一番、困るんですよね。

 

読むにも、興味ないし・・・

読まないと、次に会った時が怖いし・・・

(読んだ?とか言われるし)

めんどくさいんですよね。

それに費やす時間がもったいないと言うか・・・ね。

 

しかも、素人のでしょ?

素人のを読むと、確実に腕が落ちるんです。

これはもう如実なんですよ。

(失礼を承知で言っているんですが・・・)

 

だから、私、他人のは極力読まないことにしているんです。

私の場合はすぐに生活に直結しちゃうのでね。

(その補償を誰がしてくれるんだって、思っちゃうんですよ)

 

去年、小説家志望の方を指導したことがあったのですが、

まあ・・・そりゃあもう、酷かった。

文章の態をなしていないのに、300枚近くあって、

死にそうになりましたよ。

 

酷い文章は地獄なんですよ、読む方にとって。

でも、そういう人に限って、なんだか自信満々で、

他人に対する配慮ってもんがないので、余計困るんですよね、ホントに。

 

と、まあ、愚痴になっちゃいましたが、

そういう訳で、私、この方の脚本もほったらかしにしていたんですよね。

 

まあ、早く読んでお返事を書かなければと思い、

母の一周忌の帰省時にも持って行ったりしたのですが、

忙しくてそれどころではなくて、

結局、そのままにしてあったのです。

 

それが、また今年年賀状が来て、そのことには触れていないのですが、

だからこそ、申し訳なくて、1年ぶりに取り出して、

今、読んでみました。

(やっとかい!?)

 

うん、なかなか面白かったです。

でも私がシナリオ学校の講師だったら、

ちょっとここは・・・と言う箇所もあるにはありますが、

そこはもう、気にならないくらいです。

 

でも、思えば遠くへ来たもんだ、ですね。

この方とは出会ってから、

10年以上は軽く経つのではないかと思いますが、

その間、彼女はシナリオのみならず、映像の勉強までして、

自主制作で自分の作品を撮ったりもしているんですよ。

(フツ―のおばちゃんなんですが・・・)

 

ものすごく頑張ってきましたね。

だからこそ、その成果がこうして如実に表れるんだなあ・・・、

なんて、そんな事を感じてしまいました。

 

 

☆それでは今日もよい1日を。

 

やれやれ、これでようやく返事の年賀状が書けるぞー、

良かった、良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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