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私のだらしな日記

「更科日記」ならぬ、私の〝だらしな〟日記。(^^;)
日々のどーでもいい事を、だらだらと綴っていきます。

「東京島」と「インセプション」

2010年09月15日 | こんな映画を見た
週末に「東京島」と「インセプション」を
観てきました。

「東京島」

私は桐野夏生さんが好きなんですけど、
原作本を読んでなくて、
まあ、映画でいっかと思って、観てきました。


嫌な女を書かせると、彼女の右に出るものはいないんじゃないかと
思っていたのですが、いやあ~・・・これは、
もう嫌な女を通り越して、共感できない女でした~。

あまりにもガツガツしていて、
「どうぞご勝手に」と
思わず道を明けてしまうような感じでした。


なんか一貫性がないと言うか・・・
無人島に女一人いても、モテない人はモテないのね
(本当はそれなりにモテてますが・・・)、と思ってしまいました。


新夫の初々しさとか・・・
そんなところにばかり目がいってしまいましたが・・・。

あと、「ゲゲゲの女房」に出演中の柄本佑くんが
出ていて、演説シーンが、あまりにもお父さんそっくりで、
びっくりしてしまいましたが・・・。

まあ、そんなどうでもいいところにばかり目がいってしまうと
いうのも、あまり面白くなかったからなのでした。


後半、女の友情みたいな話になっちゃって、
すると急に主人公が生き生きしちゃうんですよね。

今まで男の集団の中にいても、パッとしなかったのに・・・。

なんでだろう?やっぱり桐野さんは女の友情の方が
好きなのだろうか?

それとも男の人を信用していないのかな?

なんていろいろと考えてしまいました。


まあ、無人島と言っても、食べてるものは、
島バナナに、マンゴーと、贅沢をしつくしているし・・・。

どこがサバイバルじゃ~とか思ってしまいましたが・・・。


まあ、若手俳優をチェックしにいくにはいいのではないかと思いました。



そのあと観た「インセプション」は映画向きというか、
映像が見事で、楽しめました。

あれ?デカプリオって意外と痩せてる?

なんて思ったりもして・・・。


最近思うんですけど、
こういう優しい感じの映画が増えてきましたよね。

昔なら、自分が助かるためなら、
相手がどうなってもいい、
という感じでしたが
(「東京島」はそうなんですけど)、

今は、この映画なんかも、ライバル社だからといって、
そんなに相手の人生を酷くしようとはしないんですもの。


相手の自由意志に任せよう、みたいな。
(でも、本当はそれが怖かったりして・・・)


あと、これはトラウマの映画でもあるんですよね。

どれだけ苦しめられるのかっていうのが、
胸に迫ってきます。

でも、夢はいいですね。

私も夢の中から出たくない~・・・!

なーんて思ってしまいました・・・。(^^;)



(すんません、こんなどうでもいい感想で・・・)



☆それでは今日もよい一日を。






「セラフィーヌの庭」

2010年08月29日 | こんな映画を見た
岩波ホールで、「セラフィーヌの庭」を観てきた。

「セラフィーヌの庭」

昼は家政婦、夜は、自宅の部屋で一人もくもくと絵を描く、
孤独な中年女性、セラフィーヌの物語だ。

このセラフィーヌ、おそらく今までの人生の中で何もいいことが
なかったのではないか?と思うくらい、惨めで愚鈍な様子をしています。

ぶよぶよの体、真っ黒な手、ちょっと動物に近い行動・・・
(映画の中にでてきます)

まあ、はっきり言えば、品のないおばさん、なんですが、
夜になると一変します。

天啓を受けた画家になるのです。


(貧乏なので、絵の具を買うお金がなく、
さまざまな身の回りのものを絵の具代わりにするのですが、
それもまた面白いです)


そして、そんな彼女を見出すウーデという美術商。

この人もまた面白い人物なんですが・・・。

(無名の画家を見出して、世に送り出すことが、
自分の芸術的表現だと言ったりして・・・)


しかし、運命はなかなか思い通りに行ってはくれなくて-


というお話。



面白いなあ~と思ったのは、
セラフィーヌがお金持ちになり始めて、
うんと贅沢にはまっちゃうところです。


(うーん・・・やっちゃいそう~!)

とか思っちゃいました。


(人間、テンパっちゃうと、つい、ね~・・・)



セラフィーヌが描いた絵の一枚を、美術の教科書で
見た記憶があるのですが、この絵だけ、他の絵と違うんですよね。

まだ分かりやすいというか・・・。

他のはすごいです。
命の輝きみたいなものを感じます。

(ちょっとゴッホに近いかもしれないですね)



面白いかと言われれば、それほどでも・・・という感じですが、
絵をお好きな方には楽しめると思います。



☆それでは今日もよい一日でありますように。


小さなホン屋パモン堂






「クロッシング」

2010年08月19日 | こんな映画を見た
近所でやっている見逃シネマで、「クロッシング」を見てきた。


「クロッシング」

この映画を単館でやっていたとき、見たいなあ~と思いつつも、
でも重そうだなあ・・・と二の足を踏んでいた。


脱北した父親を追って、少年が一人で、北朝鮮から脱出するというお話だ。

(もう、これを聞いただけで、辛い・・・辛すぎる・・・と
思うではありませんか・・・)


しかし、見てよかった!と思った。


何故なら、
結果はどうあれ、

彼らは一所懸命に、

生きた-

からだ。


自分の持てる力を最大限使って、
ぶつけて、精一杯生きたからだ。


私はもうそれで充分だと思った。



それにもう一つ気づいたことがある。

私たちはどうしても、北朝鮮を
貧しい国、虐げられた国民、

という風に見てしまいがちだが、
(まあ、それも事実だけれども)


本当は、そんな中でも、

喜びがあり、楽しみもあり・・・

本当は、私たちとあまり変わらない生活があるのだ。

そこに私は計り知れない人間への尊厳を感じた。



最後に流れる北朝鮮での日常風景の一コマ。

親しい人たちと宴会を開いている。

子供たちはサッカーで遊び、
大人たちは料理をついばみ、酒を飲む。

興じてくれば女たちは輪を作って踊り始める。

日本にだって以前はよく見られた風景だ。


彼らだって、本当は私たちとなんら変わりのない
人間なのだ。

そう思うと、敵国視するのも馬鹿馬鹿しいことだなあ・・・と
思った。

一日も早い政治的解決と、統一が成されることを願います。


ぜひ見ていただきたい映画ですが、
でも怖いことには変わりはないです。

私は、途中で、「きゃっ」と叫んでしまいました。
ホラー映画でもないのに・・・。
こんなことは初めてです。



☆それでは今日もよい一日を。




「エアベンダー」

2010年08月07日 | こんな映画を見た
「アバター」で3D映画を見損ねたので、
「エアベンダー」はぜひみなくっちゃ・・・!
(シャマランだし・・・)

と思って、昨日見に行きました。

エアベンダー


3Dって面白いですね~。

結構奥行きが普段我々がものをみているような感じで
見られます。


でも、見ているうちに最初の感動が薄れていくのも事実・・・。

結構なれちゃいますね、人間って・・・。


昔、「キャプテンEO」を見たときは、
鼻がむずむずしたり、ぎゃーとのけ反ったりしたものですが、
今回はそんなことはなかったです。

これが当り前になっていくんでしょうね。



ああ、時代だなあ~。




☆それでは今日もよい一日を。

小さなホン屋パモン堂


「コンタクト」

2010年08月03日 | こんな映画を見た
「コンタクト」

図書館から借りてきたビデオをみました。

「コンタクト」です。

ちょっとしたSFかな?
と思っていたのですが、

どーしてどーして・・・

なんともまじめで丁寧なつくりでした。

地球にパニックが起こるわけでもなく、
ただ、天体に興味を持った科学者エリーが、
宇宙に別の人類がいるのではないかと
かなりまじめに研究しています。

しかし、周りからは、成果がでないのなら、
予算は削るよ・・・とか、
そんな夢物語では、企業は動かないんだよ、

などと言われてしまいます。

そうしているうちに、宇宙からあるメッセージが届いて・・・


というもの。



宇宙からメッセージが届いたあとが圧巻です。

ああ・・・さもあらんと思われるようなことが次々と起こります。

きっと、現実にこういうことが起きると、
政府はこういう風に動くんだろうな?

と思わせる映画でした。


面白いのは、データしか信じない科学者エリーの彼氏が
神父なこと。

君は神を信じるか?

というのが、この映画のひとつの大きなテーマでもあるようでした。




さてさて、無事にエリーはヴェガへいけるのでしょうか?
そうして、メッセージを託した宇宙人と会えるのでしょうか?

結果的には、彼女は宇宙へ飛び立つのですが、
地球へ帰還してからのエリーの変化にも注目です。




☆ずいぶんまともに作ってあるなあ~と思ったら、
カール・セイガンが製作に加わっていました。


なるほどね~とちょっと納得しました。




わたしは“パモン”